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【奥山の杉のともずり】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

奥山の杉のともずり

「奥山の杉のともずり」の意味(語源由来・類義語)

意味【ことわざ】
奥山の杉のともずり

【読み方】
おくやまのすぎのともずり

【意味】
自分が行ったことが元で自分を苦しめることになること。自業自得。

「ともずり」は、木の葉などがこすれ合うこと。
ことわざ博士
「奥山の杉のともずり」ということわざは、自分自身の行為が原因で自分が困った状況に陥る、つまり自業自得の状態を表すんだよ。
助手ねこ
なるほどな。それは「自分の行動のせいで、自分が困る」ってことやな。

まあ、自分の枝がこすれ合って火花が出て、結局自分自身が焼けてしまうって感じやな。それは、自分の行動が結果を生むんやから、行動には気をつけなアカンという教えやな。

【語源・由来】
裏山の杉の枝と枝がこすれ合い自然発火し、木が燃えてしまう意から。

【類義語】
ひのき山の火は槍より出で槍を焼く

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「奥山の杉のともずり」の解説

カンタン!解説
解説

「奥山の杉のともずり」っていうことわざは、自分の行動が原因で、最終的に自分自身が困った状況になる、つまり「自業自得」を表すんだよ。

ここでの「ともずり」は、木の枝や葉がこすれ合って火を起こすことを指すんだ。だから、「奥山の杉のともずり」は、奥深い山の中で杉の枝が風でこすれ合って火花を飛ばし、結果的に自分自身が焼けてしまう、という様子を表しているんだ。

例えば、自分が嘘をついて何かを得ようとしたけど、後でその嘘がバレて大変なことになった、という状況。そんな時にこのことわざを使うんだよ。自分の行動が自分自身に跳ね返ってくる、つまり「自分が穴を掘ったら、自分がその穴に落ちる」っていう感じさ。それが「奥山の杉のともずり」っていうことわざの意味なんだよ。

「奥山の杉のともずり」の使い方

健太
虫歯だらけになってしまった。
ともこ
奥山の杉のともずりよね。
健太
お菓子ばかり食べていた僕が悪いんだ。
ともこ
食べた後の歯磨きも大事よ。
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「奥山の杉のともずり」の例文

例文
  1. 奥山の杉のともずりなら納得するのだが、病で仕事を失くし貧しさに苦しんでいるのに政府の助けを得られないことにいら立つ。
  2. 日頃の行いの悪さが原因だ。奥山の杉のともずりだよね。
  3. 奥山の杉のともずりというが、元はと言えば自分がまいた種だ。
  4. 彼女が僕のもとを去ったのは、僕の浮気が原因だから奥山の杉のともずりなんだ。
  5. 万引きが見つかって捕まったのは運が悪いからではない。奥山の杉のともずりだろう。




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