【ことわざ】
男やもめに蛆がわき、女やもめに花が咲く
【読み方】
おとこやもめにうじがわき、おんなやもめにはながさく
【意味】
男性は妻を亡くすと、身の回りの世話をしてくれる人がいなくなるので、家に蛆がわくほど汚くなる。
しかし、女性は夫を亡くすと、夫の世話をしていた分だけ手が空くので、自分の身を美しくすることができ、花が咲いたように華やかになるというたとえ。
【語源・由来】
妻に依存してきた夫は、自分の身の回りを整えることもできないが、妻は手の焼ける夫から解放されて身ぎれいになるということから。
【類義語】
・男後家にはボロ下がり、女後家には花が咲く(おとこごけにはぼろさがり、おんなごけにははながさく)
・男やもめに雑魚たかる(おとこやもめにざこたかる)
【英語訳】
A widow is popular with a man.
A single life man and a man of the single life who lost a wife are lazy.
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「男やもめに蛆がわき、女やもめに花が咲く」の使い方

最近、叔母さんが旅行のおみやげをよく持ってきてくれるんだ。

数年前に、ご主人を亡くされているのよね?

うん。今は友達と旅行や趣味を楽しんでいるみたいだよ。

男やもめに蛆がわき、女やもめに花が咲くというものね。
「男やもめに蛆がわき、女やもめに花が咲く」の例文
- 男やもめに蛆がわき、女やもめに花が咲くというけれど、父は母を亡くしてから、家の中はごみだらけになっている。
- 男やもめに蛆がわき、女やもめに花が咲くというけれど、彼女はご主人を亡くしてからずいぶん美しくなったようだ。
- 今から身の回りのことを自分でできるようにしておかないと、男やもめに蛆がわき、女やもめに花が咲くというでしょう、と娘に叱られる。
まとめ
男やもめに蛆がわき、女やもめに花が咲くというように、身の回りのことを妻に任せっきりの夫も、多くいることではないでしょうか。
しかし、最近では身の回りのことをしっかりできる男性も増えているのではないでしょうか。
男性も女性も、夫や妻を亡くしてしまったあとも、花が咲くというように楽しく過ごしたいものですね。