「鬼の首を取ったよう」の意味(語源由来・英語)
【ことわざ】
鬼の首を取ったよう
【読み方】
おにのくびをとったよう
【意味】
大変な功名・手柄を立てたかのように得意になるさま。
まるで鬼の首を斬った大英雄みたいに、胸を張って得意げになる様子を言うんやな。これは、成功体験から自信を得ることの大切さを教えてくれてるんやろな。
【語源・由来】
鬼の首を討ち取ったわけでもないのに、得意げに舞い上がっている様子をからかっていう言葉。
【英語】
As proud as Punch. It is big pride.
「鬼の首を取ったよう」の解説
「鬼の首を取ったよう」っていうことわざは、本当にすごいことを成し遂げたかのように、とても誇らしくて得意になっている人のことを指すんだよ。
たとえばね、試験で1番の点数を取ったときや、サッカーの試合で決勝ゴールを決めたとき、そんなときって、自分がすごいことを成し遂げたような気分になるよね。そんな時に、「鬼の首を取ったよう」って言うんだよ。
このことわざの元になった話はね、昔の戦いの話で、大変な敵である鬼の首を取るのはすごい手柄だったんだ。だから、「鬼の首を取ったよう」っていうのは、まるで大変なことを成し遂げたかのように、自分の成功にとても誇らしく感じている状態を表してるんだよ。
「鬼の首を取ったよう」の使い方
「鬼の首を取ったよう」の例文
- 兄は希望する大学に3年間浪人して、この春やっと合格したのだが、鬼の首を取ったように喜んでいる。
- いつも母の言葉を指摘する父が時々言い間違いをすると、母は鬼の首を取ったように注意している。
- 彼は友達に口げんかで勝てたと、鬼の首を取ったような様子だ。
- そんな些細なことで、鬼の首を取ったように騒ぐ必要はないじゃないか。
「これほどの成績を収めることは、鬼の首を取ったように優秀だ。」と使うのは誤り。
まとめ
素晴らしい功績を残したり、手柄を立てたりすることは、とても誇らしいことではないでしょうか。
しかし、鬼の首を取ったようというように、実際には功績や結果を残しているわけではなく、手柄も立ててもいないのに得意になっては恥ずかしいですね。
本当に成功を収めることができるように、努力したいものですね。