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【鬼の居ぬ間に洗濯】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語・英語)

鬼の居ぬ間に洗濯

【ことわざ】
鬼の居ぬ間に洗濯

【読み方】
おにのいぬまにせんたく

【意味】
怖い人・気詰まりする人・気兼ねする人がいない間に、思いっきりくつろいで息抜きをするという意味です。

【語源・由来】
金棒を持った鬼が見張りをしている時は気が休まらないけど、鬼が何かの理由でいなくなれば、その間は息抜きができるという事が由来です。主人・親・上司・監督・先生・目上の存在など、怖い人やうるさい人の事を鬼に例えたのですね。

「洗濯」とは、「命の洗濯」の意味です。日々の苦労や束縛から解放されて、のんびり気ままに楽しむことです。

【類義語】
・鬼の来ぬ間に洗濯
・鬼の居ぬうちに洗濯
・鬼の留守に洗濯
・鬼の留守に豆拾い
・鬼の留守に豆を炒る

【英語】
・When the cat is away, the mice will play.(猫がいない間、ネズミが遊ぶ)
・The mouse goes abroad where the cat is not lord.(猫が領主でない国では、ねずみも出歩く)

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「鬼の居ぬ間に洗濯」の使い方

ともこ
健太君すごくニコニコして、どうしたの?
健太
今夜はお父さんもお母さんもいないから、弟と一晩中ゲームして遊ぶんだ!
ともこ
あら、それは楽しそうね。
健太
鬼の居ぬ間に洗濯だよ、いつもはできない夜更かしができるなんて!

「鬼の居ぬ間に洗濯」の例文

  1. いつもガミガミと口うるさいお姉ちゃんが、友達の家に泊りがけで遊びに行った。今夜は鬼の居ぬ間に洗濯で、静かに過ごせそうだ。
  2.  課長機嫌が良いだろ?今奥さんが長期旅行中だから、鬼の居ぬ間に洗濯で毎晩銀座に通っているらしいよ。
  3.  テレビの動物番組で、飼い主が外出した直後、突然テンションが上がり部屋中を暴走する大型犬がいた。まるで鬼の居ぬ間に洗濯をしているかのようなはしゃぎっぷりだった。
  4.  お母さんが買い物に出かけたのを見届けると、鬼の居ぬ間に洗濯とばかりに宿題を放り投げてマンガを読み始める。
  5.  部活中、顧問の先生が校内放送で教頭先生に呼び出された。いなくなったとたん、鬼の居ぬ間に洗濯とみんなで練習をサボっておしゃべりを始めた。

【注意!】間違った例文

❌「母がでかけている間に、おねしょしたパンツを洗ってしまおう。鬼の居ぬ間に洗濯だ。」

この使い方は間違い。「鬼の居ぬ間に洗濯」は、わからないように洗濯することではない。

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