「尾を振る犬は叩かれず」の意味(語源由来・類義語・対義語・英語訳)
【ことわざ】
尾を振る犬は叩かれず
【読み方】
おをふるいぬはたたかれず
【意味】
親愛の意を表しておけば攻撃されないということ。
でも、自分の意見を持たないように見えないように気をつけないといけないね。尾振り犬がかわいいと思うけど、人間は自分らしい態度も大切にした方がええんちゃうかなぁ。
【語源・由来】
飼い主の言うことを素直に聞いたり、しっぽを振りながら近づいてくる犬を愛らしく思う者はいるが、憎く叩きたくなる者はいないということから転じてきている。
【類義語】
・怒れる拳笑顔に当たらず
・尾を振る犬は打ち手なし
・窮鳥懐に入る
・窮鳥懐に入れば猟師も殺さず
・袖の下に回る子は打たれぬ
・杖の下に回る犬は打たれぬ
・飛ぶ鳥懐に入る時は狩人も助く
・這って来る犬は打てぬ
・袖の下に回る子は可愛い
【対義語】
・吠ゆる犬は打たるる
【英語訳】
・A snarling cur has a scurvy coat.
・Dog waving a tail is not hit.
「尾を振る犬は叩かれず」の解説
「尾を振る犬は叩かれず」っていうことわざは、どういう意味か知ってる?これはね、友好的で従順な人が、誰からも嫌われたり、いじめられたりしないっていう意味なんだよ。
たとえばね、犬が嬉しそうにしっぽを振っている時って、それを見ている人も楽しくなるよね?その犬はきっと誰からも好かれて、叩かれたりしないだろうってことから、このことわざが生まれたんだ。
だから、人々との関わりの中で、優しくて、誰にでも親しく接することが大切ってこのことわざは教えてくれるんだ。自分も人から好かれたいなら、他人に対して親しみやすく、フレンドリーに振舞うことが大事だよ。そうすれば、人々から嫌われたり、害を加えられたりすることは少なくなるんだよね。犬のように、誰にでも優しくしていれば、みんなもきっと自分を好きになってくれるんだ。
「尾を振る犬は叩かれず」の使い方
「尾を振る犬は叩かれず」の例文
- あの子は愛想が良く、老若男女に好かれている姿はまさに尾を振る犬は叩かれずである。
- 尾を振る犬は叩かれずのため、失敗しても誰からも叱られない。
- 尾を振る犬は叩かれずな性格は、私からしたらただ単に八方美人なだけだ。