「大水に飲み水なし」の意味（語源由来）
【ことわざ】
大水に飲み水なし
「火事場に煙草の火なく大水に飲み水なし」ともいう。
【読み方】おおみずにのみみずなし
【意味】
たくさん物があっても目的に適合するものがないこと。
「大水に飲み水なし」ということわざは、たくさんの中から本当に目的に適したもの、役に立つものを見つけるのは難しいということを教えてくれるんだよ。
そのとおりやな。このことわざは、「大量の中にあっても、本当に必要なものはなかなか見つからない」ということを示してるんや。
たとえば、大勢の人がいるところでも、本当に信頼できて、頼りになる人物はなかなかおらんってことやな。大量にあることが必ずしも良い結果を生むわけではない、ということを教えてくれてるんやな。
【語源・由来】
洪水で水がたくさんあるのに飲むための水はない意から。
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「大水に飲み水なし」の解説
カンタン！解説
「大水に飲み水なし」っていうことわざは、たくさんのものがあっても、本当に必要なものや使えるもの、役立つものが少ないっていう意味だよ。
考えてみてね、洪水が起きたとき、どこもかしこも水でいっぱいだけど、それが全部飲み水になるわけじゃないよね。だって洪水の水は濁ってて汚いし、井戸の水まで汚してしまうから、安全に飲める水は少ないんだ。
これと同じように、人がたくさんいるところでも、本当に頼りになる、役に立つ人はそう多くないことが多いんだよね。だから、「大水に飲み水なし」は、見た目だけではなく、中身も大切だってことを教えてくれることわざなんだよ。大勢の中でも本当に価値あるもの、役立つものは少ないってことを思い出させてくれるんだ。
「大水に飲み水なし」の使い方
大水に飲み水なしで役に立ちそうな人はいないね。
こんなに人がたくさんいるのに。
能ある鷹は爪を隠すみたいな人がいるかもしれないよ。
本当に優秀なら、嚢中の錐のように見つけているわよ。
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「大水に飲み水なし」の例文
- 世の中にはモノがあふれているのに、大水に飲み水なしで本当に欲しいと思えるものはない。
- 客の好みに合わせたものを揃えて提示しないと、大水に飲み水なしではお得意様は離れていく。
- スーパーは大水に飲み水なしで欲しい物が意外とない。近くの八百屋の方が使い勝手がいい。
- 大型店舗は多くの品ぞろえが売りだが欲しい商品の売り場を探すだけで大変で、これでは大水に飲み水なしと同じだ。
- ネット上には無数の商品が売られているが、大水に飲み水なしでピンとくるものがない。やはり手に取ってみないと心に響かない。
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