「落とした物は拾い徳」の意味(類義語)
【ことわざ】
落とした物は拾い徳
【読み方】
おとしたものはひろいどく
【意味】
落し物は落とし主の不注意が原因なのだから、拾い主のものにしてもかまわない。
自分が不注意で物を落とすのは、自分のせいやから、それを拾った人には何も悪くない、それどころかラッキーなんやな。でも、ちゃんと拾い主が本当に困ってる人やったら、返してあげるのが一番エエと思うで。
【類義語】
・拾い主は半分
・預かり物は半分の主
「落とした物は拾い徳」の解説
「落とした物は拾い徳」っていうことわざは、落とし物を見つけたらそれは自分のものになる、っていう意味だよ。
例えば、公園で10円玉を見つけたとき、「あ、ラッキー!」って思うじゃない?それが「拾い徳」なんだよ。つまり、その10円玉を落とした人が不注意だったから、それがあなたのものになった、というわけだ。
でもね、大切なものを見つけたとき、たとえば財布や携帯電話なんかを拾ったときは、それをそのまま自分のものにするのはダメだよ。それは誰かの大切な物だから、できるだけ持ち主に返す努力をすることが大切なんだ。それが社会のルールだし、思いやりの心を持つことでもあるからね。
だから、「落とした物は拾い徳」は、ちょっとしたラッキーな出来事を楽しむためのことわざだけど、他人の大切な物を自分のものにするのは絶対にダメだよ、ということを忘れないでね。
「落とした物は拾い徳」の使い方
「落とした物は拾い徳」の例文
- 落とした物は拾い徳というが、ドッキリかもしれないので懐におさめるのはやめておく。
- 100万円が入ったバッグを拾い「落とした物は拾い徳だ。ラッキー」という悪魔と「警察に届けよ」という天使が僕の心の中で戦っていた。
- 落とした物は拾い徳だからこの高級時計は僕のものだ。
- 昔から落とした物は拾い徳というが、スピリチュアル的には人の物を拾うと徳を失うという。
- 落とした物は拾い徳というが、さすがに食べ物は怖い。
自分の失った物は自分の責任で、それを拾った人には幸運が訪れる、という考え方が込められているんだ。