【ことわざ】
親思う心にまさる親心
【読み方】
おやおもうこころにまさるおやごころ
【意味】
子供が親を思う気持ちよりも、親が子供を思う愛情のほうがずっと深いということ。
【出典】
吉田松陰の辞世の歌から。「親思ふ心に勝る親心けふの音づれ何と聞くらむ」とあるのに基づく。
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「親思う心にまさる親心」の使い方
昨日、一人暮らしを始める兄が、実家をはなれて東京へひっこしたんだ。
へ〜。それは寂しくなるわね。お兄さん実家から出ちゃうんだね。お母さんも心配してたでしょ?
うん。家族で見送りに行ったんだけど、母は兄が上手に一人暮らしできるか心配そうな顔をしながら、手作りのおにぎりを渡していたよ。電車に乗って家を離れる兄が、お母さんが作ってくれたおにぎりを見てほっとしたとあとでいってたよ。
お母さんは、お兄さんの幸せを心から願っているのね。まさに、親思う心にまさる親心ね。
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「親思う心にまさる親心」の例文
- 親思う心にまさる親心というのだから、君が親を心配するよりも、親のほうがずっと心配しているよ。
- たろうくんが初めて泳ぎに挑戦すると、お母さんは見守りながらも、心の中で無事に泳げることを祈った。親思う心にまさる親心が感じられる場面だ。
- はじめて学校に行く日、ともこちゃんのお父さんは涙ぐみながら、ともこちゃんが楽しい学校生活を送れることを願った。まさに親思う心にまさる親心である。
- 息子が進学のために遠くに行くことを決めたが、親は寂しいと感じながらも、その将来を応援し続けた。親思う心にまさる親心だ。
- 子供が成人式を迎える日、親は子供の幸せを願いながら涙を流した。親思う心にまさる親心が感じられる瞬間だった。
- 一人でなんでもできるつもりかもしれないけれど、親思う心にまさる親心ということは忘れてはいけない。
- 自立して何年も経つけれど、いつまでも親思う心にまさる親心なのかもしれない。
- 君も親になったら、親思う心にまさる親心ということが、よくわかると思うよ。
- 娘が初めて就職活動を始めた時、お父さんは自分の経験を語りながら、彼女の成功を祈った。これは親思う心にまさる親心だ。
- お小遣いをためて、普段頑張って働いている母にプレゼンした。そうしたら、その金額にプラスして貯金通帳を作ってくれた。親思う心にまさる親心だ。