【ことわざ】
及ばぬ鯉の滝登り
【読み方】
およばぬこいのたきのぼり
【意味】
いくら頑張っても、目的を達成することは不可能であるということ。また、決して叶うことはない“恋”という意味で用いられる場合もある。
【語源・由来】
本来は“恋”と“鯉”をかけ、望みのない恋=非恋に対して用いられていた。また、鯉は激流に逆らいながら泳ぐ能力を持っているが、そんな鯉でも上から降って来る滝に逆らいながら登ることは出来ないということから転じてきている。
【類義語】
・高嶺の花
・花は折りたし梢は高し
【英語訳】
・The love is not accomplished.
●The love is not accomplished.
love ➡ 愛
accomplished ➡ (accomplishの過去形)達成する・成就する
直訳すると、「愛は成就しなかった」になる。
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「及ばぬ鯉の滝登り」の使い方

僕の友達が、学年で一番可愛いって有名な藤宮さんのことが好きなんだって。

友達ってだれ?

田中だよ。

えっ、田中君?!田中君には申し訳ないけど、及ばぬ鯉の滝登りになるところだったよ。藤宮さんって、幼馴染でイケメンの東堂くんのことが好きなんだよ。
「及ばぬ鯉の滝登り」の例文
- 今回も僕の恋は及ばぬ鯉の滝登りで散ってしまった。
- 整形しない限りは及ばぬ鯉の滝登りで、いくら頑張ってもオードリー・ヘップバーンのような顔にはなれない。
- 及ばぬ鯉の滝登りをするぐらいなら最初から好きになるんじゃなかった。
- 学校一の高嶺の花に恋をするのは無謀すぎて及ばぬ鯉の滝登りになりかねない。
- 僕は自分の能力の限界を理解しているので及ばぬ鯉の滝登りにはならない。
- 及ばぬ鯉の滝登りと言うが、決して叶わないと分かっていても好きなのだから仕方ない。
- 仲間は野球をしている僕にメジャーに行けというが、今の段階では及ばぬ鯉の滝登りでしかない。