【ことわざ】
青は藍より出でて藍より青し
「藍」とは布をそめる草のこと。
【読み方】
あおはあいよりいでてあいよりあおし
【意味】
教えを受けた弟子が、その先生よりもすぐれた人になることのたとえ。
【由来】
青色の染料は藍の葉からとるが、もとの草の藍の色よりもずっと濃く、きれいな青い色になることから、藍を先生、青を弟子にたとえた。
【出典】
「荀子(勧学)」
【類義】
・出藍のほまれ
・氷は水よりいでて水より寒し
【英語】
・The scholar may be better than the master.
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「青は藍より出でて藍より青し」の使い方
僕の空手の友達が、空手の日本王者になったんだって。
すごいわね!今ではすっかり空手の先生よりも強くなっちゃったわね。
そうだね。弟子の間でもすでに、青は藍より出でて藍より青しの声がでているよ。
健太くんも頑張らないとねっ!
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「青は藍より出でて藍より青し」の例文
- 青は藍より出でて藍より青しと言うが、先生よりバイオリンが上手になるなんて凄いね。
- 先生が教えたバスケットボールの技術を、ある生徒が練習してうまくなり、最後には先生よりも上手くなった。青は藍より出でて藍より青しだね。
- 彼は恩師よりすごい成績を残した。まさに青は藍より出でて藍より青しだね。
- ピアノの先生が教えてくれた曲を、ともこちゃんが一生懸命練習し、最後には先生よりも素晴らしい演奏をするようになった。「青は藍より出でて藍より青し」ということわざが示す通り、努力して学ぶことで、時には先生を超えることもできるのだ。
- 僕の方が先輩なのに、僕より仕事ができるなんて青は藍より出でて藍より青しだ。
- ある若手シェフが有名な料理人から技術を学び、独自のアイデアを取り入れた料理で評判を呼び、最終的には師匠をしのぐ人気店を開くことができた。青は藍より出でて藍より青しというように、師から学んだことを発展させ、結果として師を超えることは素晴らしいことだね。
「青は藍より出でて藍より青し」の文学作品などの使用例
萩の舎門下の才媛たちの間で、「あいよりあおし」と定評されていたのは花圃であり、その花圃と並んでその才幹を着目されているのが一葉であった(宮本百合子の婦人と文学より/1948)
青は藍より出でて藍より青しは、学問や努力により、どんどん人は成長できるということを意味しています。人生は一生勉強で、常に成長をしていきなさいということを考えさせられますね。