【ことわざ】
嵐の前の静けさ
【読み方】
あらしのまえのしずけさ
【意味】
何か不吉なことや事件が起こる前の、何とも言えない不気味な静けさをたとえている。
【語源・由来】
激しい風雨が訪れる前の、静かな状態から転じてきている。
【類義語】
・山雨来たらんと欲して風楼に満つ
【英語】
After a calm comes a storm.(凪のあとに嵐がやってくる)
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「嵐の前の静けさ」の使い方
昨日、友達と家で遊んでたんだ。家に来ていたのが男友達だったから、盛り上がってたんだ。
それで?
少しうるさかったかなと思いながら、下に降りたらお母さんは何も言わなかったから、油断したんだ。あの沈黙は、嵐の前の静けさだったんだ。僕の部屋に来ると、「静かにしなさい!」って叱られたよ。
「言われる前に気づきなさい」っていうおばさんからの無言のメッセージだったんだね。
「嵐の前の静けさ」の例文
- 先生の沈黙は、嵐の前の静けさとでもいうべき不吉なものを感じた。
- 最近これと言って事件もなく平和な日常を送っているが、もしかしら何か不吉なことが起こる嵐の前の静けさなのかもしれない。
- 彼女との音信不通は、今思えば嵐の前の静けさだったのだと気づいた。
- 虫の知らせか何か胸騒ぎがするが。この静けさは、嵐の前の静けさを予感させる。