「多芸は無芸」の意味(類義語・英語訳)
【ことわざ】
多芸は無芸
【読み方】
たげいはむげい
【意味】
多くの芸に通じている人は、どれ一つとして専門といえるような、傑出した芸を持っていないので、結局芸がないことと同じというたとえ。
ジャック・オブ・オール・トレーズやけど、マスター・オブ・ノーンって状態にならんようにせないかんね。
【類義語】
・なんでも来いに名人なし(なんでもこいにめいじんなし)
・器用貧乏人宝(きようびんぼうひとだから)
【英語訳】
Jack of all trades is master of none.
「多芸は無芸」の解説
「多芸は無芸」ということわざは、色々なことを少しずつできる人は、どれも深く学んでいないから、実は何一つ得意なことがないって意味なんだよ。つまり、たくさんのことをやってるけど、それぞれのことに深く精通しているわけではないということ。
たとえば、音楽でもスポーツでも、いろいろな楽器が弾けたり、いろいろなスポーツができたりする人がいるでしょ? でも、全部を少ししかできなくて、どれも本当に上手ってわけではない場合があるんだ。その人は多才に見えるかもしれないけど、実はどの分野にも深い知識や技術がない、ということがあるんだよ。
このことわざは、たくさんのことをするよりも、一つのことに集中して、それを深く学ぶ方が価値があると教えてくれているんだ。だから、「多芸は無芸」というのは、一つのことに集中して、それを本当にうまくなることの大切さを伝えているんだね。
「多芸は無芸」の使い方
「多芸は無芸」の例文
- 多芸は無芸というけれど、彼女はとても器用なタレントではあるけれど、大成はしないと思う。
- 幼い頃から姉はなんでも器用にこなしていたけれど、これといった特技はなかったようで、多芸は無芸だと嘆いていた。
- 多芸は無芸とならないように、なにかひとつでも専門の知識を身につけたいと思っている。
まとめ
多芸は無芸というように、多くの芸を身につけているよりも、なにかひとつでも専門の芸や知識を身につけたいものですね。
そしてその芸を、生かせることができるといいですね。
つまり、広く浅い知識や技能よりも、一つの分野に深く集中することの重要性を示しているんだ。