「大海を耳搔きで測る」の意味(類義語)
【ことわざ】
大海を耳搔きで測る
【読み方】
たいかいをみみかきではかる
【意味】
海水の量を耳掻きの先で何杯分あるかはかるように、狭い見識だけで大きな問題をおしはかること。
「狭い見識だけで大きな問題を判断しようとするのは無理やで」ということやな。物事を広い視野で考えることの大切さを教えてくれる言葉やな。
【類義語】
・貝殻で海を量る
「大海を耳搔きで測る」の解説
「大海を耳搔きで測る」ということわざは、文字通り大きな海を耳掻きのような小さな道具で測ろうとする行為から、自分の限られた視野や理解で広大な問題や複雑な事象を理解しようとすることを意味するたとえ話なんだ。
この表現は、非常に小さなものを使って測定しようとする行為がいかに非現実的であるかを示していて、自分の知識や経験が限られているにもかかわらず、大きな問題や広範な分野について理解や評価をしようとすることの愚かさを指摘しているんだ。
このことわざは、私たちに対して、問題の真の大きさや複雑さを理解するためには、適切な知識、方法、または道具が必要だと教えてくれるんだ。また、自己の理解の限界を認識し、より広い視野や深い学びを求めることの重要性も示しているんだよ。大きな問題や広大な知識に対して、狭い視野や限られた方法でアプローチするのではなく、適切な視点と道具を持って臨むべきだという警告なんだね。
「大海を耳搔きで測る」の使い方
「大海を耳搔きで測る」の例文
- 知識が浅く、大海を耳搔きで測るような彼の意見は参考にならない。
- 大海を耳搔きで測るとはおろかなやつ。そのおろかさに気付かないとは、どうしようもないな。
- 昔と異なり多種多様な国民がいるのに、大海を耳搔きで測る政治家ばかりで困る。
- 学校という閉鎖的な空間にいると、教師は大海を耳搔きで測るようになるので外部の勉強会に参加した方がいい。
- 君の経験値で大きな問題に取り組もうとしても、大海を耳搔きで測るのと同じだ。もっと経験を積んだ方がいい。
大海は広大で深いものであり、それを耳でかいたりするだけでは本当の姿を知ることはできないんだ。