「泰山の安きに置く」の意味(語源由来)
【ことわざ】
泰山の安きに置く
【読み方】
たいざんのやすきにおく
【意味】
物事をゆるぎなくどっしりと安定させることのたとえ。


泰山みたいに大きくて安定してるって、めっちゃ心強いわ。
【語源・由来】
泰山は中国の名山で、日本の富士山と同じように中国の人々に仰ぎ見られる山。その山の、どっしりとした姿のようにという意味。
「泰山の安きに置く」の解説
「泰山の安きに置く」という表現は、中国の名山である泰山のように、非常に安定して動じないこと、揺るぎない安定感を意味するたとえ話なんだ。泰山はその巨大さと堅固さから、安定や堅実さの象徴とされてきたんだよ。
このことわざは、物事や人物がどんな状況にあっても安定し、揺るがないことを称える際に用いられることが多いんだ。例えば、大きなプレッシャーや困難な状況の中でも動じない人の態度や、堅固で信頼できる組織や構造を指して使われることがあるよ。
「泰山の安きに置く」は、安定性や信頼性が非常に重要であるという価値観を反映していて、特にリーダーシップや危機管理、建築、計画などの分野で、堅実な基盤や揺るぎない姿勢を重んじる文化や状況でよく引用されるんだ。それは、堅固で安定したものが望ましく、尊敬されるべき特性であるという考えを強調しているんだね。
「泰山の安きに置く」の使い方




「泰山の安きに置く」の例文
- 叔父が市長をやっている限りは、僕のこの町での地位は泰山の安きに置いていられる。
- 徳川家は、諸大名に武力を備えさせないようにして、久しく泰山の安きに置いた。
- 彼に仕えていれば、私の地位は、泰山の安きに置くと思っていたのに、まさか彼が失脚するとは思わなかった。
- 彼女は事務所の力のおかげで一流女優として泰山の安きに置いていたので、独立して仕事が無くなった。
- ほうぼうに根回しをして、私の地位と名誉を泰山の安きに置くことに成功した。
























これは、物事を非常に安定して揺るがない状態にすること、または非常に信頼できる安心感を提供することを意味しているんだね。