「璧は以て寒きを禦ぐ可からず」の意味(出典・語源由来)
【ことわざ】
璧は以て寒きを禦ぐ可からず
【読み方】
たまはもってかんをふせぐべからず
【意味】
人間にとっては、衣食住の問題が最優先で大事なことだということ。
だから、生活の基本的なこと、食べることや寝ること、暖を取ること、これらの問題が解決されてなければ、どんなに価値あるものがあってもしゃーないってことやな。
【出典】
「劉氏新論」
【語源由来】
璧玉は高価なものだが、それで寒さを防ぐことはできない。
「璧は以て寒きを禦ぐ可からず」の解説
「璧は以て寒きを禦ぐ可からず」っていうことわざは、人間が生きていく上でまず一番大事なのは生活の基本、つまり食べること、着ること、住むところが必要だっていう意味だよ。
たとえば、すごく美しい宝石(璧)を持っていたとしても、それが寒さから守ってくれるわけじゃないよね。だから、どんなに価値のあるものを持っていても、基本的な生活ができなければ意味がないってこと。
このことわざは、大切なものは何か、何が真に価値あるものなのかを考える時のヒントを与えてくれるんだよ。たとえば、すごく高価なものを持っていても、それが自分の生活にとって本当に必要なものなのかどうかを考えることが大切なんだね。
「璧は以て寒きを禦ぐ可からず」の使い方
「璧は以て寒きを禦ぐ可からず」の例文
- 希少なレッドダイヤモンドに大枚をはたいても、璧は以て寒きを禦ぐ可からずという。もったいない買い物だ。
- 璧は以て寒きを禦ぐ可からずというのに、難民に千羽鶴を送ってどうするんだ。
- 衣食住は、璧は以て寒きを禦ぐ可からずというように大事だが、この子たちには感染症のワクチンが必要だ。
- 食糧難に供えて、人は田畑を耕すべきだ。璧は以て寒きを禦ぐ可からずというし、宝玉で腹は膨れない。
- 宝玉は人を美しく見せてくれるが、璧は以て寒きを禦ぐ可からずというように、生きていく上で絶対必須なものではない。