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【付け焼刃】の意味と使い方や例文(語源由来)

付け焼刃

「付け焼刃」の意味(語源由来)

意味
【ことわざ】
付け焼刃

【読み方】
つけやきば

【意味】
一時の間に合わせに、急いで知識や技能を身につけること。

ことわざ博士
「付け焼刃」という表現には二つの意味があるよ。一つ目は、文字通りには切れない刀に焼き刃を付け加えたものを指すんだ。見た目は切れそうに見えるが、実際はもろくて使い物にならないことから、見かけばかりで中身が伴わないことを指しているんだ。

二つ目の意味は、その場しのぎで知識や技術を一時的に習い覚えること。つまり、深い理解や練習をせずに、一時的な対応や表面的な知識に頼ることを表しているんだよ。

助手ねこ
なるほどなぁ。見た目だけで中身がないっていうのは、どんなことにも言える話やな。刀につけた焼刃みたいに、一時的な対策や表面的な知識って、本当に困ったときには役に立たんことが多いもんな。

本当に大事なのは、しっかりとした理解や実践を積むことやろうし。付け焼刃のように、一時的に見かけを飾っても、結局はもろくて役に立たんということか。しっかりとした準備や学びが大切やね。

【語源・由来】
もとは、質の悪い刀にあとから鋼を付け足して作った刃の部分のこと。「付け焼き刃がはがれる」ということもある。

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「付け焼刃」の解説

カンタン!解説
解説

「付け焼刃」という言葉には二つの意味があるんだ。

  1. 元々の意味は、切れなくなった刀に新たに焼き刃(はがねの刃)をつけ足したものを指すんだ。このように加工された刀は、見た目は切れるように見えるけれど、実際にはもろくてすぐに役立たずになる。これは、表面的な改善や修正が本質的な問題の解決にはならないということを示しているんだ。
  2. もう一つの意味は、その場しのぎで知識や技術などを急いで習得することを指す。この場合の「付け焼刃」は、深い理解や本質的なスキルの習得ではなく、一時的かつ表面的な学びを意味している。例えば、試験や面接の直前に急いで情報を詰め込む行為などがこれに当たるんだ。

どちらの意味も、外見上は問題が解決されたり、能力があるように見えるけれど、実際には根本的な解決や真のスキルが身についていない状態を指しているんだ。この言葉は、短期的な解決策や一時的な努力が長期的な成果や本質的な成長にはつながらないことを警告しているんだね。

「付け焼刃」の使い方

ともこ
健太くん。護身用に私に空手を教えて。
健太
付け焼刃程度に空手を覚えても怪我をするだけだから、催涙スプレーとか護身用グッズを持っていたほうが良いんじゃないかな?
ともこ
それだと物足りないじゃないの!私を怖い目にあわせるなんて、そんなひどい奴には何百倍も怖い目にあってもらわないとすっきりしないわ!
健太
・・・ともこちゃんが空手を覚えたら、せっかくのこの街の平和が、怖いことになりそうなんですけど。
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「付け焼刃」の例文

例文
  1. 彼の知識は、代々彼の家に伝わってきたもので、決して付け焼刃な知識ではないようだ。
  2. 私たちの団結は三十年位前からで、決して付け焼刃な団結ではなく固い結束です。
  3. そんな付け焼刃な関西弁を話さなくても、自分の生まれた土地の言葉で自分らしく話しをしたほうが良いと思うわよ。
  4. 彼の気配りは、付け焼刃なものではなく、日ごろから自然とそうしているのだろうという事が見て取れた。
  5. よくこの短期間で、ここまで付け焼刃を仕上げたものだなあ。

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