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「魚の目に水見えず、人の目に空見えず」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
魚の目に水見えず、人の目に空見えず
【読み方】
うおのめにみずみえず、ひとのめにそらみえず
【意味】
身近で自分に深く関りのあるもの、そのものの存在や価値は気づきにくいことのたとえ。
「魚の目に水見えず、人の目に空見えず」という表現は、魚が水を見ることができないように、人が空気を見ることができないことから、あまりに身近な存在は目に入らず、その価値がわからなくなることを表すんだ。
なるほど、それはつまり「身近すぎるものの大切さに気づかない」ってことやな。魚が水の存在に気づかないように、人も周りの空気の大切さに気づかない。
いつも身近にあるもののありがたさを忘れてしまうことの危険性を教えてくれる言葉やね。
魚の周囲にいつでもある水や人間の周囲にいつもある空気が見えないという意から。
【類義語】
・魚は水中に在って其の水を知らず、人は気中に在って其の気を知らず
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「魚の目に水見えず、人の目に空見えず」の解説
カンタン!解説
「魚の目に水見えず、人の目に空見えず」っていう表現は、考えてみると面白いんだよ。水の中にいる魚は、水がどんなに大切なものか、実は感じにくい。だって、ずっと水の中にいるから、水がどれだけ大切かなんて、普段意識しないんだよね。同じように、私たち人間も、空気が周りにいっぱいあるから、空気の大切さをあまり意識しないことが多いんだ。
この言葉は、とても身近なものや、日常的に使っているものの価値を、実はうまく認識できていないことを表しているんだよ。だから、ものごとの大切さや価値を忘れないように、という教えも込められているんだね。
例えば、家族が毎日一緒にいるからって、その大切さを忘れたり、友達の優しさを当たり前に思って感謝しなかったりするのも、この言葉に当てはめることができるよ。身の回りのものの価値をしっかりと認識し、感謝の気持ちを忘れないようにしようって、このことわざが教えてくれているんだよ。
「魚の目に水見えず、人の目に空見えず」の使い方
家族って空気みたいなものだよね。
魚の目に水見えず、人の目に空見えずで失って初めてありがたさに気付くかも。
それじゃあ遅いんだよね。
失う前に気付いて感謝の気持ちを持つことができる人は幸せね。
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「魚の目に水見えず、人の目に空見えず」の例文
- 地球は永遠にそこにあると思ったら大間違いだ。魚の目に水見えず、人の目に空見えずというが、もっと大事にした方が良い。
- 魚の目に水見えず、人の目に空見えずで自分が置かれた環境が恵まれていることに気づいていない人は多い。
- 他人をうらやむ人は、魚の目に水見えず、人の目に空見えずのように、自分が持つ存在や価値に気付いていない。
- 人間は魚の目に水見えず、人の目に空見えずとなりがちなので、身近なものに目を向け感謝の気持ちを忘れないようにしたいものだ。
- 電車が時刻通りに動くためには、魚の目に水見えず、人の目に空見えずで、その陰には多くの人の尽力がある。その事を忘れてはいけない。