「内で掃除せぬ馬は外で毛を振る」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
内で掃除せぬ馬は外で毛を振る
【読み方】
うちでそうじせぬうまはそとでけをふる
【意味】
しつけをされていない子供が外に出ると、家でしつけがなされていないことがすぐに分かるということ。
また内輪だけの事と悪い習慣などを隠していても、外に出てやはり悪い癖が出るのですぐ広まってしまうこと。
家庭教育の大切さを教えてくれる言葉やね。家でちゃんと学んで、それを外でも実践できるようにならなあかんってことやな。
【語源・由来】
手入れされていない馬が外に出ると、毛を振って汚れを落とそうとする。その様子から飼い主の手入れの行き届かなさがわかることから。
【類義語】
・内の習は外で出る
・家ではだかれば外ではだかる
「内で掃除せぬ馬は外で毛を振る」の解説
「内で掃除せぬ馬は外で毛を振る」っていうことわざは、家庭でのしつけや教育がちゃんとしてない子は、外での行動や態度ですぐにバレちゃうっていう意味なんだよ。
例えばね、家でマナーや礼儀を教えられていない子が、外で友達や先生の前で礼儀正しく振る舞えなかったり、わがままな態度を見せたりすることを指すんだ。
「馬」は大きな動物だから、手入れをしないとすぐに汚れてしまうんだよね。だから、馬の飼い主がきちんと手入れをしてないと、その馬は外で自分で毛を振って汚れを落とそうとする。それを見たら、その馬の飼い主がちゃんと手入れをしていないことがすぐわかるってわけ。このことわざは、そんな馬の姿を使って、家庭の教育の大切さを伝えているんだよ。
「内で掃除せぬ馬は外で毛を振る」の使い方
「内で掃除せぬ馬は外で毛を振る」の例文
- 内で掃除せぬ馬は外で毛を振るというから、私たちの子供には、外ではお行儀よくして欲しい。
- 内で掃除せぬ馬は外で毛を振るものだから、いくらよそ行きの時にだけ気を張っていたところで、普段親が躾できていない事は、周囲にバレてしまうよ。
- お子さんに中学受験をさせたいのなら、生まれたときからしっかりと躾をしていかなければなりません。内で掃除せぬ馬は外で毛を振るといいますから、取り繕ったところで面接官にはお見通しです。
- 全くあの子には困ったものだよ。内で掃除せぬ馬は外で毛を振るようだし、親の顔が見てみたいよ。