【ことわざ】
欲の熊鷹股裂くる
【読み方】
よくのくまたかまたさくる
【意味】
欲が深ければ禍を受けることのたとえ。
「欲の熊鷹股から裂ける」ともいう。
【語源・由来】
熊鷹が両足に一頭ずつの猪をつかみ、猪が左右に逃げようとするのを離さず、ついに股が裂けて死んだという話から。
【類義語】
・欲する鷹は爪おとす
・虻蜂取らず
・二兎を追う者は一兎をも得ず
・花も折らず実も取らず
・大欲は無欲に似たり
【英語訳】
Misfortune will be encountered if avaricious
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「欲の熊鷹股裂くる」の使い方
テニスを部活動でやっていて、野球は少年野球なんだ。どっちも好きだから中途半端になるかもしれなくて心配だよ。
確かに、同時進行していたらどちらもおろそかになってしまうよね。
そうなんだ。ひとつにしないとね、欲の熊鷹股裂くるってことになりかねないね。
同時に二つのことをうまくやろうとするのは、どちらも失敗してしまうよ。
「欲の熊鷹股裂くる」の例文
- あれやこれやと求めすぎて欲の熊鷹股裂くるのごとく何も得るものがなくなった。
- 人付き合いにおいても自分にとって有益な人物かどうかを考える欲の熊鷹股裂くるではないか。
- 自分のもの、自分のお金にひどくこだわる人は欲の熊鷹股裂くる、人付き合いにおいても有益かどうかを考える。
- 彼の性格は、欲の熊鷹股裂くるでどっちつかずが故に失敗をするのでお付き合いができなくなった。
まとめ
人から賞賛を受けたり、注目を浴びたりするのが好きな人は、少し八方美人な性格があるはずで損をすることも多いのではないですか。
欲深くいたのでは、結果は災いをもたらす。