【ことわざ】
弱り目に祟り目
【読み方】
よわりめにたたりめ
【意味】
不運の上に不運が重なること。
「弱り目」は弱っているとき。「祟り目」は、神や仏が起こす災いにあうとき。
【語源・由来】
困っているときに、さらに神や仏の罰が当たることから。
【類義語】
・泣き面に蜂(なきつらにはち)
・痛む上に塩を塗る(いたむうえにしおをぬる)
・損して恥掻く(そんしてはじかく)
・降れば土砂降り(ふればどしゃぶり)
・踏んだり蹴ったり(ふんだりけったり)
【英語訳】
One misfortune calls another.
Misfortunes never come singly.
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「弱り目に祟り目」の使い方
まぁ、健太くんどうしたの?
野球のボールが飛んで行ってしまったから、探していたのだけど、見つけたと思ったら犬の尻尾を踏んでしまったんだ。
そんなことがあったの?
犬から逃げているうちに、水たまりで転んで泥だらけになって、ボールもどこかへ無くしてしまったよ。
弱り目に祟り目だ。
弱り目に祟り目だ。
「弱り目に祟り目」の例文
- 潮干狩りへ行ったときに、妹が迷子になってしまって探しているうちに、弟も迷子になってしまったんだ。弱り目に祟り目だったよ。
- 弱り目に祟り目というけれど、転んだ拍子に階段から落ちてしまって、さらに捻挫をするなんて参ったよ。
- 空き巣に入られたので、家の鍵を新しくしたけれど、今度はその新しい鍵を無くしてしまって弱り目に祟り目だ。
- 弱り目に祟り目というように、こんなに不運が続くなんて思ってもいなかったよ。
まとめ
困ったことが起きてしまい、どうしようかと悩んでいる時に、さらに困ることが起きてしまうことがあるのではないでしょうか。
弱り目に祟り目という出来事には、できるだけ出会わずに生活したいものですね。