「善は急げ」の意味(類義語・対義語)
【ことわざ】
善は急げ
「善は急げ悪は延べよ」よいことは急いでやり、悪いことは先にのばせ、ともいう。
【読み方】
ぜんはいそげ
【意味】
よいことを思いついたら、すぐにやろうということ。
よいことや正しいことは、ためらわずにすぐに実行した方がよいという意味だよ。
お友だちにお礼を言いたいと思ったら、すぐに伝えるニャ。後でやろうと思うと、忘れちゃうこともあるニャン。
【類義語】
・思い立ったが吉日
・先んずれば人を制す
・先手必勝
【対義語】
・急がば回れ
・急いては事を仕損じる
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「善は急げ」の使い方
ともこちゃんは、テストの結果どうだった?
私は前回よりもいい点数が取れたわ。
健太くんは?
健太くんは?
僕はひどく点数が悪かったから、これから先生のところへ行ってわからなかったところを教えてもらってくるよ。
善は急げよ!がんばって。
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「善は急げ」の例文
- いいアイディアが浮かんだから、善は急げというようにさっそく計画を立てようと思う。
- ずっと考えていたけれど、この方法なら成功する確率が高いという結果が出たよ。善は急げというから早急に費用を準備してくれないか。
- 夏休みの宿題は、早めに終わらせておくことで、たくさん遊べるよ。善は急げだから今から始めよう。
- 善は急げというように、よいと思ったら、考えていないですぐにやったほうが良い。
- 結婚は来年にしようと言われたけれど、善は急げというのだから婚姻届けをもらってこよう。
- 今日から毎日ランニングをすることに決めた。善は急げで、今からさっそく走りに行こう。
「善は急げ」を英語で言うと?
「善は急げ」の英語表現をご紹介します。
※英語の声:音読さん
Strike while the iron is hot.
- 直訳:鉄は熱いうちに打て。
- 意味:物事は時期を逃さないうちに実行しないと成功しにくい。
- 用語:strike:打つ / iron:鉄
「鉄は熱いうちに打て」は英語で「Strike while the iron is hot」と表現され、15世紀のイギリスで生まれたとされています。「善は急げ」や「思い立ったが吉日」と似た状況で用いられる言葉で、どちらの意味でも使って問題ありません。
Make hay while the sun shines.
- 直訳:日が照っているうちに干し草を作れ。
- 意味:何事も好機を逃してはならない。
- 用語:hay:干し草
16世紀のイギリス作家ジョン・ヘイウッドのことわざ集に初出するこのことわざは、イギリスの天候の変わりやすさから草を速やかに干す必要があったことに由来します。このことわざは、チャンスを逃さず迅速に行動する重要性を教えてくれます。
Never hesitate to do what you think is right.
- 意味:正しいと思うことは迷わず実行せよ。
Never put off till tomorrow what you can do today.
- 直訳:今日できることを明日に延ばすな。
- 意味:今日できることは今日中に終わらせる方が良い。
- 用語:put off:延期する
このことわざは、アメリカ建国の父ベンジャミン・フランクリンが残した言葉で、「今日できることは今日のうちに」の意味があります。これは自分や周りの人たちを戒める時に使われます。また、「明日できることは今日するな(Never do today what you can put off till tomorrow.)」という反対の言葉もあり、「優先度の低い仕事は後回しにせよ」というニュアンスで使われます。どちらもビジネスで役立つ表現です。
Good deeds should be done quickly.
- 意味:良い行いはすぐにするべきです。