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【蛇が出そうで蚊も出ぬ】の意味と使い方や例文(類義語・対義語・英語訳)

【ことわざ】
蛇が出そうで蚊も出ぬ

【読み方】
じゃがでそうでかもでぬ

【意味】
何か大きなことが起こりそうだ が、実際は何も起きないという意味。

【語源・由来】
蛇が出そうだと大騒ぎしても実際には蚊のような小さなものもでてこないことから、心配するようなことは何も起こらないということ。

【類義語】
大山鳴動して鼠一匹

【対義語】

【英語訳】
Fear a snake but even a mosquito won’t appear.

「蛇が出そうで蚊も出ぬ」の使い方

ともこ
健太くん、立ちすくんでどうしたの?
健太
ああ、ともこちゃん。こっちの道には、いつも飛び掛かってくるこわい犬がいるから通りたくないんだけど、近道だからどうしようか迷っているんだ。
ともこ
なるほど。蛇が出そうで蚊も出ぬって言うじゃない。この時間は散歩でいないはずよ。さあ、いきましょう。
健太
本当だ、蛇も蚊もいない。大丈夫だったよ。ありがとう。

「蛇が出そうで蚊も出ぬ」の例文

  1. 深海魚がたくさん漁船の網にかかり、大地震が来ると噂になっていたが、あれから十年蛇が出そうで蚊も出ぬくらい、平穏だった。
  2. 子供が隣の県の中学校に通うことになり、事故や事件に巻き込まれないか心配したが、蛇が出そうで蚊も出ぬまま無事卒業できた。
  3. 就職して、会社に蛇のような上司がいたらどうしようと、悪い想像ばかりしていたが、蛇が出そうで蚊も出ぬまま平穏に三年が過ぎた。
  4. 留学する前は、不安でしかたなかったが、実際に来てみると、楽しくて蛇が出そうで蚊も出ぬまま帰国した。
  5. 車の教習所へ通い始め、最初はこわかったが、蛇が出そうで蚊も出ぬまま、最短期間で合格した。

まとめ

蚊を介して、命にかかわる病気が流行した昨今では、蛇より蚊の方が怖そうだが、昔から伝わる言葉に現代の事情は関係がない。先人が言うように、蛇が出そうだと不安になり一歩も踏み出せないで、後悔するよりは、チャレンジしてみたほうが良いと思う。ただ、無謀なチャレンジや何も起こるわけがないという過信は慎みたい。


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