「縁起を担ぐ」の意味
【慣用句】
縁起を担ぐ
【読み方】
えんぎをかつぐ
【意味】
それが良いことの前触れか、悪いことの前触れかを気にかける。縁起がいいとか悪いとか言って気にする。
「縁起を担ぐ」という表現は、小さな出来事が結果に良い影響を及ぼすか悪い影響を及ぼすかと思い、その思いに基づいて行動を起こす様子を指すんだよ。
つまり、「ちっちゃい出来事でも、それが結果に影響すると思って、それに応じて動く」ってことやな。
なんか幸運を引き寄せたいとか、逆に不運を避けたいとか、そんな気持ちから行動をする、そんな態度を言うんやな。
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「縁起を担ぐ」の解説
カンタン!解説
「縁起を担ぐ」っていう表現はね、ちょっとした出来事が後の結果に影響があると考えて、それに従って自分の行動を決めるっていう意味なんだよ。
「縁起」っていうのは、元々は仏教の言葉で、すべての事が何かしらの原因から生じる、という意味があるんだ。「縁起」が一般的に使われるようになると、いいことや悪いことの前触れ、つまり運勢のサインみたいな意味で使われるようになったんだよ。
そして、「担ぐ」っていうのは、迷信や占いのようなものを信じる、という意味があるんだ。
だからね、「縁起を担ぐ」っていうのは、例えば、黒い猫が道を横切ったから、その日は何か悪いことが起こると思って行動する、とか、四つ葉のクローバーを見つけたからラッキーな日になると思う、とか、そういう行動を表すんだよ。ちょっとした出来事を運命のサインと考えて、そのサインに従って行動するっていう意味なんだね。
「縁起を担ぐ」の使い方
この前親戚の結婚式があったんだけど、結婚式のご祝儀の額は奇数って決まっているんだね。知らなかったよ。
そうなのよ。結婚した二人が、離婚しない様に縁起を担いで、二で割り切れない奇数なのよ。
じゃあ、素数じゃないとだめってことにすればいいのにね。
そこまで厳密じゃないと思うわ。実際、どんなに縁起を担いでも離婚率は高くなっているしね。
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「縁起を担ぐ」の例文
- 私は、縁起を担いでいつも左足から靴下をはき、左足から階段を上ることにしている。
- 受験の当日、縁起を担いで、とんかつ(勝つ)を食べてきたのだが、胸やけがして気分が悪いがどうしよう。
- 父はよく、自分の都合が悪いときにばかり縁起を担ぐのであった。
- 私は、蛇の夢を見たらお金持ちになるとかいうような、縁起を担ぐことが大好きなんです。
- マンションの建設予定地にお化けが出るといううわさが立ち、縁起を担ぐたちの建設会社の社長が、それを聞いて呪われたくないと言って工事を中止したのだそうだ。