【慣用句】
度を失う
【読み方】
どをうしなう
【意味】
突然の出来事にびっくりして、普段の落ち着きをなくす。
「度」は、物事の程度の意味で、普通の程度を失うという意味から。
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「度を失う」の使い方
健太くん。いつもあの女の子を見つめているけど、あの子のことを好きなんでしょう?
ええっ?ともこちゃんってば、何を突然言い出すのかと思えば。ええっ?あたふたしてしまったじゃないか。
あら。その度を失った様子では、私の勘は当たりだったということね。
はあ。当たりだよ。ともこちゃんにはかなわないなあ。
「度を失う」の例文
- 授業参観で、先生は、生徒の質問に答えることができずに、一瞬度を失ったが、笑顔でごまかした。
- 母は兄の事故の知らせに度を失っているようだったので、私がタクシーを呼び、病院まで一緒に行った。
- 夜景が見える高台で、彼から突然プロポーズされ、私は度を失って足を滑らせ、崖から滑り落ちてしまった。
- 突然の発表に私は度を失い、みんなもさぞ驚いたのだろうと思ったが、事前に知らなかったのは私だけだったようだ。
- 僕は入部以来、ずっとレギュラーだったので、当日、急に、スターティングメンバーから外され、僕は度を失って、監督に猛抗議をした。