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【峠を越す】の意味と使い方や例文(慣用句)

峠を越す

「峠を越す」の意味とは?

意味

【慣用句】
峠を越す

【読み方】
とうげをこす

【意味】
ものごとの一番盛んな時、また、一番難しい時が過ぎること。

ことわざ博士
「峠を越す」という表現は、物事が最高点を過ぎること、あるいは危険な状況が終わることを意味しているんだよ。
助手ねこ
つまり、「一番活気づいてた時を過ぎて、そっからは少しずつおちつく」ってことやな。それか、「ヤバいな、どうなることやら」って思ってた時期を乗り越えた、ってことやな。なんかあったときは、この言葉を思い出して、これもいつかは終わるんや、と勇気を持つんもええわな。
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「峠を越す」の語源由来

由来を簡単に説明!
解説

「峠を越す」の「峠」は、山の一番高い部分のことを指すんだ。そして、「越す」は、その山の頂上を超えて向こう側へ行くことを意味するよ。

だから、「峠を越す」は文字通りには山の一番高い場所を越えて、向こう側へ行くという意味になるね。

でも、実際に山を登る時を思い浮かべてみて。最初は上り坂で大変だけど、山の頂上に到達したら、あとは下り坂でちょっと楽になるよね?だから、「峠を越す」という言葉は、何か大変なことや難しいことが一番厳しい時期を乗り越えて、これからは少し楽になる、という意味で使われることが多いんだ。

例えば、試験勉強が一番大変な時期を乗り越えたら、「峠を越した」と言えるし、何か大きなプロジェクトが一番忙しい時期を終えたら、「峠を越した」と言うことができるよ。だから、「峠を越す」は、大変なことを乗り越えて、これからは少し楽になるときを指す表現なんだね。

「峠を越す」の使い方

健太
今日、天気予報で、暑さも峠を越したっていっていたけどまだ暑いね。
ともこ
さっき、動物園に行ったら、暑さでぐったりしていた動物たちが、少し元気になっていたから暑さが峠を超えたってわかるのかもね。
健太
まだまだ暑いなと思っていたけど、そういえば、セミの声も少なくなってきたね。
ともこ
もうすぐ夏も終わりね。

「峠を越す」の例文

例文
  1. 病の峠を越してからも、歩けるようになるまでずいぶん時間がかかった。
  2. 捜査一課長の様子から察するに、事件がようやく峠を越えたようだ。
  3. 健太くんは普段から体を鍛えているから、峠を越すと回復は早かった。
  4. 嵐が峠を越すまで、ぜったいに外に出てはいけません。
  5. 人生には越えなくてはいけない峠がいくつもあるが、そのうちの一つの峠を越えたようだ。
  6. 腹痛は峠を越すまでの痛みがつらくて、のたうちまわっている。