「糊口を凌ぐ」の意味
【慣用句】
糊口を凌ぐ
【読み方】
ここうをしのぐ
【意味】
ほそぼそと、どうにか暮らしていく。
「糊口を凌ぐ」ということわざは、厳しい状況の中で何とか生計を立てる、つまりかろうじて生活をしていくという意味があるんだよ。
そうなんや!このことわざは、生活が厳しいときや、経済的に困難な状況でもなんとか頑張って生活を続けている人たちを表現するのに使われるんやね。
生きるための工夫や努力が大切やな。
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「糊口を凌ぐ」の解説
カンタン!解説
「糊口を凌ぐ」っていう言葉は、お金がなくて大変だけど、なんとかやっていく、っていうことを表しているんだよ。
例えばね、お小遣いがほんの少しだけ残っているけど、それでなんとか友達と遊んだり、おやつを買ったりしてやっていく感じ。お金がほとんどないけど、工夫しながら暮らしているってことなんだよ。
「糊口を凌ぐ」の使い方
健太くん。またテストで悪い点数を取ったんですって?ちゃんと勉強をしないと、糊口を凌ぐことになるわよ。
最近、ようやく糊口を凌ぐことになるかもしれないという危機感を持ち始めたんだよ。
それなら、次のテストまで、特訓をしましょうよ。さあ、がんばるわよ。
うへえ。特訓かあ。
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「糊口を凌ぐ」の例文
- 彼は、テレビの世界から干されていた時期に、画家として糊口を凌いでいたくらいに、絵の才能がある。
- 糊口を凌ぐ程度の収入はある。
- 彼は、手先の器用さを活かし、自転車の修理で糊口を凌いでいた時期がある。
- いつか、お笑い芸人として、スポットライトを浴びる日を夢見ながら、彼は、コンビニエンスストアのアルバイトで糊口を凌いでいた。
- 彼は、俳優の付き人をしながら糊口を凌ぎ、演技の勉強をつづけ、苦労した分、今のような演技派の俳優になったのだった。
- 親から譲り受けたわずかな農地で、野菜を作り糊口を凌いでいたが、野菜が取れない冬は相当ひどい暮らしをしていたようだ。
「糊口を凌ぐ」の文学作品などの用例
村の老いた者も若き者も、または男も女も子供さえも、共に携わった仕事である。それも家族の糊口を凌ぐ汗多き働きである。一人の作ではなく、一家の者たちは挙げて皆この仕事に当る。晨も夕も、暑き折も寒き折も、忙しい仕事に日は暮れる。(柳宗悦の民芸四十年より)