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【後手に回る】の意味と使い方や例文(慣用句)

【慣用句】
後手に回る

【読み方】
ごてにまわる

【意味】
相手に先を越されて、こちらが不利になる。

「後手」は、囲碁や将棋であとから打ったり指したりすること。

【類義語】
・後れを取る(おくれをとる)
・後塵を拝する(こうじんをはいする)

【対義語】
・先手を打つ(せんてをうつ)
・機先を制する(きせんをせいする)
・先を越す(さきをこす)

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「後手に回る」の使い方

健太
消費者のニーズに対応するのが、常に後手に回っていたから、あのデパートは、ついに閉店することになってしまったようだよ。
ともこ
ええーっ、本当に?私はあのデパートの雰囲気が好きだったのになあ。
健太
後手に回っているうちに、顧客を他の店に取られてしまったんだってさ。
ともこ
確かに、私も老舗特有の雰囲気は好きだったけれども、買い物をしようとは思わなかったわ。

「後手に回る」の例文

  1. 自殺やいじめの問題について政府の対応は、後手に回っているのが実情である。
  2. 相手チームに先取点を取られて、我が校は後手に回っている。
  3. 新製品の開発において、いつも同業他社の後手に回り、苦しい競争を強いられているので、社員からの画期的なアイディアが欲しい。
  4. いつも後手に回っていたが、そろそろイニシアチブを取り戻させてもらおう。
  5. 後手に回る安全対策に、住民は不安を募らせているのだが、いつでも利益を最優先されてしまうものである。
  6. テレビや新聞では、銀行強盗事件で後手に回った警察への批判を、連日、大きく報道している。