「滄海変じて桑田となる」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
滄海変じて桑田となる
【読み方】
そうかいへんじてそうでんとなる
【意味】
青々とした大海が干上がって桑畑になるということから、世の中の移り変わりの激しいたとえ。
これは、何もかもが時とともに変わっていくってことを教えてくれてるんや。世の中は常に変化してるってことやな。常に変わりゆく世界の性質を受け入れる必要があるってことやね。
【語源・由来】
中国の「神仙伝」から。
【類義語】
・滄桑の変(そうそうのへん)
・桑田碧海
・桑田変じて滄海となる
「滄海変じて桑田となる」の解説
「滄海変じて桑田となる」ということわざは、元々は儲光羲の「献八舅東帰」に由来していて、広い海原が時の経過とともに桑畑に変わる様子を表しているんだよ。この言葉は、世の中の変化の激しさや、物事の無常性を象徴しているんだね。
このことわざにおける「滄海」とは、広い海を意味し、「桑田」とは、桑の木が植えられている畑を指しているよ。つまり、「滄海変じて桑田となる」とは、かつての海が時間の経過と共に陸地となり、桑畑に変わることから、物事が全く異なるものに変化することを示しているんだ。
この言葉は、世界や人生の移り変わりが激しく、予測不可能であることを表しているよ。また、「桑田変じて滄海となる」や「滄海桑田」といった類似の表現もあり、これらも同じように、世界の変化の激しさや不確実性を表すのに使われるんだ。
このことわざは、時間の経過に伴う環境や状況の変化に対する洞察を提供してくれるんだよ。また、永続性や不変性に対する人間の見方を問い直し、変化を受け入れることの重要性を教えてくれるんだね。この言葉は、変化が唯一の不変であるという現実を示しているよ。
「滄海変じて桑田となる」の使い方
「滄海変じて桑田となる」の例文
- 滄海変じて桑田となる、この前までテープで音楽を聴いていた気がするのに、今ではカードのような薄い機械で音楽を聴く時代になった。
- 久しぶりに故郷を訪ねてみたら、高層マンションが立ち並んでいた。滄海変じて桑田となるとは、まさにこのことか。
- 滄海変じて桑田となる、何か工事をやっているなと思ったら、あっという間に海が埋め立てられ、空港ができた。
- 滄海変じて桑田となる、時代があまりにも速く動くので、法律の改正が追い付かない。
- 滄海変じて桑田となる、電話が持ち運べるようになり、さらにいろんな機能が追加され、私はその変化について行けない。
- 滄海変じて桑田となる、この町は世界有数の大都会なだけあって、訪れるたびに姿が変わっている。