「倉廩実ちて礼節を知る」の意味とは?(出典)
【ことわざ】
倉廩実ちて礼節を知る
「倉廩実つれば則ち礼節を知り、衣食足れば則ち栄辱を知る」ともいう。
【読み方】
そうりんみちてれいせつをしる
【意味】
経済的な余裕が生まれて初めて、人は礼儀や節度をわきまえるようになるということ。
「倉廩」は、米倉。
「倉廩実ちて礼節を知る」ということわざは、経済的な余裕が生まれて初めて、人々は礼儀や節度を重んじるようになるという意味なんだ。
おお、それはつまり、「お金に余裕ができると、人々は礼儀や節度を大切にするようになる」ってことやな。
経済的に安定していると、他の人に対しても心を配れるし、自分自身も大切にすることができるんやで。
【出典】
「史記」
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「倉廩実ちて礼節を知る」の使い方
不景気になると犯罪が増えるね。
倉廩実ちて礼節を知るっていうから、心に余裕がないと礼節を欠きいざこざが増えるわよね。
いざこざが犯罪に発展するんだよね。
バブル再来とは言わないまでも平穏な世の中にならないかな。
「倉廩実ちて礼節を知る」の例文
- 生活保護受給者が増えて、毎日の食事に困る人ばかりだ。倉廩実ちて礼節を知るからは程遠い世の中だ。
- お金持ちは精神的余裕があるので、いわゆるお育ちのいい穏やかな子に育つが、倉廩実ちて礼節を知るように、豊かな世界なら庶民も礼節を知るようになる。
- 衣食住が満ち足りていれば、倉廩実ちて礼節を知り平和な世が訪れる。
- 道徳教育を施さなくても、困窮する国民がいなくなれば倉廩実ちて礼節を知る。
- 人間余裕がなくなると心が荒む。余裕があれば倉廩実ちて礼節を知る。