「俎上の魚江海に移る」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
俎上の魚江海に移る
【読み方】
そじょうのうおこうかいにうつる
【意味】
危ない状態を脱して安全なところに移ること。
例えば、危険な場所にいる魚が、海に戻ることで安全になるってことやね。自分の身を守るために危険な場所から離れることの大切さを教えてくれる言葉やな。
まな板の上で切られる所だった魚が大きな川や海に移るという意から。
【類義語】
・刀下の鳥林藪に交わる
「俎上の魚江海に移る」の解説
「俎上の魚江海に移る」ということわざは、危険な状況や窮地から逃れて、安全な場所へと脱出することを表しているんだよ。この表現は、まな板(俎)の上で切られる運命にあった魚が、大きな川や海へと移る様子から来ているんだね。
この言葉は、追い詰められたり、危険な状況にある人が、そのような困難を切り抜けて安全な場所や状況へと進むことを比喩的に表現しているよ。たとえば、厳しい状況から抜け出し、より良い環境や立場に移ることを「俎上の魚江海に移る」と言うんだ。
このことわざは、困難や危機的な状況から脱出し、新たな可能性や安全な環境へと進むことの喜びや希望を示しているんだね。また、この言葉は、どんなに困難な状況にあっても、諦めずに状況を打開する努力をすることの重要性を教えてくれるよ。このことわざは、危険や困難からの脱出というテーマを持ち、困難な状況を乗り越えることの可能性を示しているんだ。
「俎上の魚江海に移る」の使い方
「俎上の魚江海に移る」の例文
- 土砂崩れで家が今にも崩れ落ちそうだったが、俎上の魚江海に移るように安全な所に避難した。
- 多くのユダヤ人が、杉原千畝のおかげで俎上の魚江海に移ることができた。
- 故郷を離れるのは嫌だったが、家族のために俎上の魚江海に移る決意をした。
- 地震も津波も大丈夫だったのに、原子力発電所の事故で避難せざるを得なくなったが、今は俎上の魚江海に移るように安心して暮らせる状況だ。
- 遭難したが自衛隊が救助に来てくれて、俎上の魚江海に移る。