「高が知れている」の意味(語源由来)
【慣用句】
高が知れている
【読み方】
たかがしれている
【意味】
大したことはない。大体の値打ちがわかる。
でも、知れてるってことは、それだけみんながそのことを理解してるってことやから、そこを超えるようにがんばりたいな。
【語源・由来】
程度(高)が分かっているという意味から。
「高が知れている」の解説
「高が知れている」という表現は、何かの程度や質があらかじめわかっている、つまりそのものがそれほど大したことがない、あるいは期待以上のものではないことを示すたとえ話なんだ。この言葉は、しばしばその人物の能力や物事の価値が限定的である、あるいは予想内であると認識されている場合に用いられるんだよ。
例えば、ある人のスキルやある製品の品質について「高が知れている」と言われる場合、それはその人のスキルや製品の品質が平均的であるか、あまり印象的ではないか、あるいはあらかじめ予想できる範囲内であるということを意味しているんだ。つまり、そこにはあまり驚きや新しさがなく、すでに評価が定まっているという状況を表しているんだね。
「高が知れている」は、物事の質や人の能力に対する査定や評価がすでに行われ、それ以上の期待を持つ余地がないことを示しているんだ。このたとえ話は、事前に情報がわかっているときや、特定の状況や人物に対する限定的な見方があるときにしばしば使われるんだよ。それは、期待を適切に設定し、現実的な評価を行うことの重要性を教えてくれるんだ。
「高が知れている」の使い方
「高が知れている」の例文
- 私には将来的に、遺産が転がり込んでくるとは言え、その額は高が知れている。
- 大自然の力の前では、いくら科学が進歩したとは言え、人間の力など高が知れている。
- 有名なコーチを呼んできたからと言って、あんな寄せ集めの選手ばかりでは、高が知れているからおそれることはなにも無い。
- その海の家は、夏の二か月間だけの営業だったので、収入なんて高が知れているものだった。
- 文化祭は、生徒とその家族と学校関係者しか参加できないことになっているので、来場者数は高が知れているだろう。
「高が知れている」の文学作品などの用例
勿論、ひどくやられると夜も昼もあったものではない。そうなると重病室へ這入って静養するのであるが、私の神経痛などまだたかが知れていた。(北条民雄の烙印をおされてより)