【慣用句】
掌を反す
【読み方】
たなごころをかえす
【意味】
①手のひらを裏返すのは簡単なことから、何の苦もなく何かをやってのけること。
②考えや態度をがらりと変えること。
「掌」は、手の心=手のひら。
【類義語】
手のひらを返す
【スポンサーリンク】
「掌を反す」の使い方
健太くん。どんよりした顔をしているけれども、何か悩んでいるの?
そうなんだ。最近そのことで悩んで、夜も眠ることができないんだ。
良いお花畑があるわよ。そこに行けば気分が掌を反すように爽快になるわよ。
本当に?それは良いなあ。連れて行ってくれる?
「掌を反す」の例文
- 健太くんは、その先生を前にすると、掌を反したように、やんちゃな生徒から従順な生徒に変わる。
- そんな仕事なら、すぐやってあげる。得意中の得意だから、掌を反すようなものだよ。
- 倒産したら、周りは掌を反すように急に冷たい態度をとるようになった。
- 昨日まで優しかったのに、掌を反すように、今日はつれない態度だ。
- 彼女はつかみどころがない子で、喜んでいるのかと思えば、掌を反したように攻撃してくる。
- 状況が変わったからといって、皆の心が掌を反すように変わるはずがない。
- 彼は健太くんに対して威丈高な態度をとっていたが、社長の息子だとわかると掌を反すようにニコニコし始めた。
- これは、掌を反すより簡単な技だから、少し練習を積めばすぐできるようになるよ。