「明後日紺屋に今晩鍛冶屋」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
明後日紺屋に今晩鍛冶屋
「紺屋の明後日」「明後日紺屋の今度鍛冶」ともいう。
【読み方】
あさってこうやにこんばんかじや
【意味】
当てにできない約束のこと。
「紺屋」は、染物屋。「こんや」とも読む。「鍛冶屋」は、金属を打ちたたいて刀や農具を作る職人。
「明後日紺屋に今晩鍛冶屋」ということわざは、何事も計画通りに進まず、信用できない、約束が守られないといった状況を表す言葉なんだよ。
ええな、それはつまり、誰かが「今夜は鍛冶屋、明後日は紺屋に行くよ」と言うても、結局守られへんってことやな。
なんか、ちゃんと約束守らん人に使う言葉みたいやな。約束は大切にせなあかんって教えてくれてるね。
【語源・由来】
紺屋も鍛冶屋も、注文した品が約束の日に間に合わないことが多かったことから。
【類義語】
・医者の只今
・問屋の只今
・鍛冶屋の明晩
・坊さんのおっつけ
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「明後日紺屋に今晩鍛冶屋」の解説
カンタン!解説
「明後日紺屋に今晩鍛冶屋」っていう言葉はね、紺屋や鍛冶屋のように、注文したものが約束通りの日になかなか出来上がらないところから来ていて、信頼できないことや、約束が当てにならない状況を表すんだよ。
例えばね、友だちが「宿題を手伝ってあげるよ」と言ったけど、いつまでたっても手伝ってくれないような時。それがまさに「明後日紺屋に今晩鍛冶屋」なんだよ。
つまり、このことわざは、「言っていることとやっていることが一致しない人」や、「約束を守らない人」を指しているんだね。それから、約束を守ることの大切さを教えてくれるんだよ。
「明後日紺屋に今晩鍛冶屋」の使い方
今度父さんとキャンプに行く約束をしたんだ。
良かったわね。行きたいって言っていたもんね。
最近の父さんは忙しくて、明後日紺屋に今晩鍛冶屋だから実現できるかどうか…。
約束が守られると良いわね。
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「明後日紺屋に今晩鍛冶屋」の例文
- 彼はいつも明後日紺屋に今晩鍛冶屋だから、約束通り来るとは思えないよ。
- 彼は明後日紺屋に今晩鍛冶屋で、当てにならないよ。
- あの店は、納期が明後日紺屋に今晩鍛冶屋という調子だったから閉店してしまったよ。
- 健太くんとの約束は明後日紺屋に今晩鍛冶屋。端から信用していない。
- 明後日紺屋に今晩鍛冶屋だけれども、腕は確かなので注文が途切れない。