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【脂に画き氷に鏤む】の意味と使い方や例文(出典・類義語)

脂に画き氷に鏤む

「脂に画き氷に鏤む」の意味(出典・類義語)

意味
【ことわざ】
脂に画き氷に鏤む

【読み方】
あぶらにえがきこおりにちりばむ

【意味】
脂肪に絵を描いても、氷に彫刻しても、すぐに消えてしまう意から、苦労し努力しても効果のないことのたとえ。骨折り損。

「鏤む」は、彫刻すること。
ことわざ博士
「脂に画き氷に鏤む」ということわざは、表面だけを飾っても中身が伴っていなければ無駄であるという意味だよ。
助手ねこ
そうか、つまり、「見かけだけ整えても、中身がなければ無駄」やな。また、「努力しても効果が出ない」っていうたとえもあるんやな。

脂に絵を描いたり、氷に彫ったりしても、すぐに消えてしまうから、それが比喩として使われてるんやな。これは、見た目だけじゃなく中身も大切やし、効果の出る努力をすることの大切さを教えてくれてるんやな。

【出典】
塩鉄論』の「内に其の質無くして、外にその文を学ぶ。賢師良友有りと雖も、脂に画き冰に鏤むが若し。日を費し功を損す」より。

【類義語】
・氷に鏤め水に描く
・水に絵を描く
・行く水に数書く
・流れ川を棒で打つ

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「脂に画き氷に鏤む」の解説

カンタン!解説

解説
「脂に画き氷に鏤む」っていうことわざは、なかなか難しいかもしれないけど、中身がしっかりしていないのに外見だけをきれいにしても無駄っていう意味なんだよ。

例えばね、お菓子の包装をすごくかっこよくしてみたけど、中身はまずいお菓子だったとか、テストの勉強をせずに、かわりに答案用紙のマーカーの色だけを選んでみたなんてことを表しているんだ。大事なのは見た目じゃなくて、中身や本質だよって教えてくれてるんだね。

また、これは「どんなに努力しても結果が出ないこと」も意味しているんだよ。「脂に画き」は油に絵を描くこと、「氷に鏤む」は氷に彫刻をすることを意味しているんだけど、実際にやってみると、油は絵のインクを弾いてしまい、氷はすぐに溶けてしまって形を保てないんだよね。だから、これらの行為はどれだけ頑張っても結果が出ないっていうことを示しているんだ。

「脂に画き氷に鏤む」の使い方

ともこ
健太くん。何をしているの?
健太
どうすればイケメンになれるか、雑誌を読んで研究中なんだよ。
ともこ
脂に画き氷に鏤むようなものよ。
健太
整形するしかないのか。
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「脂に画き氷に鏤む」の例文

例文
  1. 高嶺の花の彼女に、どれ程アプローチしても脂に画き氷に鏤むだろう。
  2. 努力を積んでも脂に画き氷に鏤むというように、天才には敵わない。
  3. 閉所恐怖症の僕が頑張って勉強しても脂に画き氷に鏤むとなる。宇宙飛行士になるには狭い船内で平常心でいる必要がある。
  4. 君には無理だと思うよ。脂に画き氷に鏤むことになると思うがせいぜい頑張りたまえ。
  5. 脂に画き氷に鏤むことになろうとも、僕は努力することをやめないし諦めない。




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