「油を以て火を救う」の意味(類義語)
【ことわざ】
油を以て火を救う
【読み方】
あぶらをもってひをすくう
【意味】
火を消そうと油を注げば、火の勢いが増すことから、事態をさらに悪化させること。
「油を以て火を救う」ということわざは、状況をさらに悪くする行動を取ることを指すんだよ。
あーなるほどな。それはつまり、「問題をさらに悪化させる」ってことやな。
火に油を注いだら、火はさらに大きくなるわけや。そんなんやったら、問題は解決せんどころか、さらにひどくなるわな。これは、問題を解決するための行動が、逆に問題を大きくしてしまうことの警告やな。
【類義語】
・火に油を注ぐ
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「油を以て火を救う」の解説
カンタン!解説
「油を以て火を救う」っていうことわざはね、もともとは火を消すつもりが、うっかり油をかけてしまって火がもっと大きくなってしまうっていう状況を表しているんだよ。
つまり、これは「自分が問題を解決しようと思って行動したけど、結果的には事態をさらに悪くしてしまった」っていう意味なんだ。
例えばね、クラスメイトが喧嘩しているのを見て仲裁しようと思ったけど、自分が言ったことで二人がさらに怒ってしまったとか、テスト勉強でわからない問題があって、それを友達に教えてもらおうと思ったけど、その友達も同じ問題がわからなくて、二人でさらに混乱してしまったなんて状況を表すんだよ。
このことわざは、「問題を解決するときは、自分の行動が本当に解決につながるのか、しっかりと考えてから行動しよう」っていう教えをくれるんだよね。
「油を以て火を救う」の使い方
彼を怒らせてしまったよ。どうすればいいかな。
謝りに行く?
僕の顔も見たくないと言っていたから、今謝りに行ったら、油を以て火を救うだけだと思うんだ。
今謝りに行かなかったら、もう許してもらえないと思うけどな。
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「油を以て火を救う」の例文
- 大臣の発言は、国民の不満に油を以て火を救うこととなった。
- その謝罪会見は、騒動を沈静化させるどころか、油を以て火を救う結果になった。
- うそをついたら油を以て火を救うことになるから、真実を話そう。
- 鼻で笑ってしまったことが油を以て火を救った。
- 先生に反論したことで油を以て火を救い、お説教の時間が長くなった。