【ことわざ】
空き樽は音が高い
【読み方】
あきだるはおとがたかい
【意味】
浅はかで中身のない人ほど、良く知りもしないのに得意そうによくしゃべるということ。
【語源・由来】
中身が入った樽は叩くと重々しい音がするが、中身のない樽を叩くと高い音が出ることが由来。
【類義語】
・浅瀬に仇波(あさせにあだなみ)
・能なし犬の高吠え(のうなしいぬのたかぼえ)
・能なしの口叩き(のうなしのくちたたき)
【対義語】
・能ある鷹は爪を隠す(のうあるたかはつめをかくす)
【英語訳】
Empty vessels make the most sound.
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「空き樽は音が高い」の使い方

せっかくみんで話し合いをしていたのに、少し黙っててくれないかと言われたんだ。

どうして、そんなことを言われたの?

騒いでいるだけで、話している内容に中身がないから、話し合いが進まないと言われたよ。

空き樽は音が高いというからかしらね。
「空き樽は音が高い」の例文
- 彼女はいつも空き樽は音が高いということばかり話しているよ。
- 母と母の友人の話はにぎやかだけれど、空き樽は音が高いという内容のことばかり飽きずに話しているんだ。
- 彼の議論は空き樽は音が高いというようなものだと、上司が指摘していた。
- 空き樽は音が高いというけれど、姉は得意げに話していたことがまるで間違っていたんだ。
- 彼女は恋人のの無口なところが嫌だと言っていたけれど、次の恋人はまるで空き樽は音が高いというような人だ。
まとめ
良く知らないことを、まるで詳しく知っているように話すことを空き樽は音が高いといいますが、人に何かを教える際にはしっかりとした知識で正しい情報を話したいですね。
たくさんしゃべる人は楽しい人と感じられて、悪いことではないのではないでしょうか。
しかし、いつも適当なことばかり話していては、信頼されなくなってしまうので、気を付けなくてはなりませんね。