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「家に諫むる子あれば、其の家必ず正し」の意味(語源由来・出典・類義語)
【ことわざ】
家に諫むる子あれば、其の家必ず正し
【読み方】
いえにいさむるこあれば、そのいえかならずただし
【意味】
道理に背く父親の行為を諫める子供がいれば、その家の未来は安泰である。
「家に諫むる子あれば、其の家必ず正し」のことわざは、もし家庭で父親の行為が正しくないときに、それを指摘し諫める子供がいるなら、その家庭はきっと正しくなるという意味があるんだよ。
なるほどな、つまり、「子どもが親の間違いを指摘することで、家族全体が正しい道を歩むようになる」ってことやな。
親が間違っとることを子どもがちゃんと指摘できる、そんな家庭は、みんなで互いを正しい方向へ導く力があるんやな。
【語源・由来】
「平家物語」には「国に諫める臣あれば、其の国必ずやすく、家に諫める子あれば其の家必ず正しといへり」とある。
【出典】
「孝経」、「父に争子有れば、則ち身不義に陥らず」
【類義語】
・家に諫子なければその家必ず滅ぶ
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「家に諫むる子あれば、其の家必ず正し」の解説
カンタン!解説
「家に諫むる子あれば、其の家必ず正し」っていうことわざは、親が間違ったことをしていても、それをちゃんと指摘してくれる子供がいる家は、その家の未来が明るいっていう意味なんだよ。
例えばね、お父さんがたくさんゴミを出して、それが環境に悪いとわかっていても何も言わない家と、それをちゃんと指摘して、一緒にリサイクルに努める子供がいる家があったとするね。その場合、子供がちゃんと意見を言う家の方が、家族全員が考えて行動できるから、その家の未来は良い方向に進む可能性が高いんだよ。
だから、このことわざは、「自分の意見をしっかり言うことが、家庭や社会をよくする力になるよ」と教えてくれているんだ。だから、自分の意見を大切にし、それを言う勇気を持つことが大切だね。
「家に諫むる子あれば、其の家必ず正し」の使い方
家に諫むる子あれば、其の家必ず正しというけど、そもそも父親が聞く耳を持たないとだめだよね。
聞く耳を持つってことは改善の余地があるから、その家には未来があるってことじゃない?
なるほど。でも聞く耳を持つ父親が不正や横暴なことをするのかな。
人間だれしも間違えるものよ。間違えた時にどうするかで未来が変わるの。
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「家に諫むる子あれば、其の家必ず正し」の例文
- 立派な後継者が育った家には未来がある。家に諫むる子あれば、其の家必ず正しというからね。
- 家に諫むる子あれば、其の家必ず正しというが、会社もまた同じだな。
- 親を諫めることができる勇気ある子がいる家は、家に諫むる子あれば、其の家必ず正しというように安泰だろう。
- 父を諫めると「なんだとー」といってちゃぶ台をひっくり返す。家に諫むる子あれば、其の家必ず正しというが我が家は駄目だ。
- 家に諫むる子あれば、其の家必ず正しという。親を諫めることを親不孝と思うな。