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「家貧しくして親老ゆれば禄を択ばずして仕う」の意味(語源由来・出典・類義語)
【ことわざ】
家貧しくして親老ゆれば禄を択ばずして仕う
「親老ゆれば」は、「親老いれば」ともいう。
【読み方】いえまずしくておやおゆればろくをえらばずしてつかう
【意味】
苦境にある時はどんな仕事でもする。
「家貧しくして親老ゆれば禄を択ばずして仕う」ということわざは、家が貧しく両親が年老いている場合、どんな報酬がもらえるか選んでいる余裕がなく即座に働かなければならないという意味だよ。
つまり「家が貧しくて親が年をとってるときは、報酬を選ぶ余裕なんてないんや」ってことか。
どんな仕事でも引き受けて、家族を支えるんやな。これは、困難な時は選択肢を選んでる場合じゃないってことを教えてくれる言葉やな。
【語源・由来】
家が貧しく親が年老いているときには、給料の額にかかわらず就職して親を養うという意。
【出典】
「孔子家語」
【類義語】
・窮猿林に奔る
・豈木を択ぶに暇あらんや
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「家貧しくして親老ゆれば禄を択ばずして仕う」の解説
カンタン!解説
「家貧しくして親老ゆれば禄を択ばずして仕う」という言葉は、自分の家庭環境が貧しく、そして親が高齢であるときに、どのような報酬(禄)がもらえるかを選ばずに、手に入る仕事を全て受け入れるという意味だよ。
これは自分の生活環境や家族のために、何でもやる覚悟を示す表現なんだ。困難な状況下で生活している人が、困難に対処し、自分自身と家族を養うために全力を尽くすということだよ。
選択の余地がないほど深刻な状況であることを強調している言葉だね。
「家貧しくして親老ゆれば禄を択ばずして仕う」の使い方
家貧しくして親老ゆれば禄を択ばずして仕うというよね。
ニートは恵まれているから働かないんだよね。
ニートの人は親に感謝しないとね。
取り敢えず暴言や暴力は控えた方が良いね。
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「家貧しくして親老ゆれば禄を択ばずして仕う」の例文
- 家貧しくして親老ゆれば禄を択ばずして仕うと考え、大学進学をあきらめ就職した。
- えり好みしている場合じゃないよ。家貧しくして親老ゆれば禄を択ばずして仕うというだろう。何でもいいから稼がないとしょうがないじゃないか。
- 家貧しくして親老ゆれば禄を択ばずして仕うという。お金持ちの二世議員にこの苦労はわかるまい。
- 何で照明さんになったんだろうって思うと女優に言われたが、世の中には家貧しくして親老ゆれば禄を択ばずして仕うという人もいるし、僕は照明の仕事に誇りを持っているが何か?
- 家貧しくして親老ゆれば禄を択ばずして仕うというように、夢をかなえたわけじゃないが、親を養うために仕事があるだけありがたい。