「芋虫でもつつけば動く」の意味(語源由来)
【ことわざ】
芋虫でもつつけば動く
【読み方】
いもむしでもつつけばうごく
【意味】
催促すればある程度の効果はあるということ。
何もせんときょろきょろしてる芋虫でも、ちょっと突っつけば動き出すわけや。これは、何もせんと何も変わらへん、何かを始めたければ自分から行動しなあかんってことを教えてくれてるんやな。
【語源・由来】
じっとして動かない芋虫でもつつけば動き出すことから。
「芋虫でもつつけば動く」の解説
「芋虫でもつつけば動く」ということわざは、催促や圧力をかければ、どんなに動かない相手でも何かしらの反応を示す、という意味です。直訳すると、「さえずり虫でもつつけば動く」となります。
この言葉は、待っているだけでは結果が出ない場合や、何かを進めるためには相手に働きかける必要があるという場合に使います。人間の行動や態度に対して使われることが多く、たとえば上司が部下に対して指示を出すことや、要求を伝えることなどに使われます。
これは、もともとは日本の農村地帯での生活の中から生まれた言葉で、芋虫(いもむし)は本来動かない生物として知られています。しかし、つつけば動くということから、その動きが催促や働きかけの象徴とされたわけです。
「芋虫でもつつけば動く」の使い方
「芋虫でもつつけば動く」の例文
- 健太くんは相当鈍いが、芋虫でもつつけば動くというからちょっとつついてみようか。
- 何もせず待っていてもしょうがない。芋虫でもつつけば動くというから何かアクションを起こしてみよう。
- このままではどうしようもできないから、芋虫でもつつけば動くというが少々せかしてみる。
- 芋虫でもつつけば動くというのに、彼は一向に動かないな。
- 待ちくたびれて首が長くのびきってしまった。芋虫でもつつけば動くのなら、つついてみるとするか。