「急がば高火」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
急がば高火
【読み方】
いそがばたかび
【意味】
急いで物を煮炊きするときは、火にあまり近づけないほうがよいという教え。
「急がば高火」ということわざは、物事を急ぎたいときには、適度な距離や手間をかけて行うべき、という意味があるんだよ。
そうか、それはつまり、急いで何かをしようと思っても、焦って手間を省こうとすれば結局は失敗するってことやな。
料理で言えば、急いで煮炊きしようとして火を強くしすぎると、逆に物事がうまくいかんねんてな。焦らずゆっくり、一つ一つ確実にやるのが大切ってことやな。
【語源・由来】
火に近づけすぎると火の効率が悪くなり、煮炊きするのに余計に時間がかかることから。
【類義語】
・急がば回れ
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「急がば高火」の解説
カンタン!解説
「急がば高火」っていうことわざは、ものごとを急ぐときには注意が必要だって教えてくれているんだよ。何かを急いで煮たり焼いたりしようと思って火を強くしすぎると、思ったより効率が悪くなって、結局は料理するのにかえって時間が掛かるっていう意味だよ。
例えば、お腹がすごく空いていて、すぐにでもごはんを食べたくて、急いでカレーを作ろうと思った時、火を強くしすぎるとカレーが焦げてしまうし、火が強すぎてうまく煮えなかったりするんだ。結局、それだとカレーを作るのに余計に時間がかかってしまうんだよね。
だから、「急がば高火」っていうことわざは、「急ぐあまりに物事を手早く終わらせようとして、結果的には逆効果になることがあるよ」ということを教えてくれているんだ。つまり、ゆっくりと丁寧に物事を進める方が、結果的には効率がいいってことなんだよ。
「急がば高火」の使い方
健太くん。急いでいるの?
はやくお茶を温めて、急いで飲んで、急いで出かけたいんだ。
それなら鍋を火から離さないと。急がば高火、内炎より外炎の方が温度が高いから。
何だか習ったような気がする。
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「急がば高火」の例文
- 急いでいる時こそ急がば高火、危険な近道よりも安全な遠い道を選ぶべきだ。
- 今やろうとしていることは余計に時間がかかるよ。急がば高火という。時間がかかるように見えて、こっちの方が確実に早い。
- 一軍に戻りたいのは分かるが急がば高火だ。焦らずじっくり治すのが最善策だ。
- 焦って事を仕損じるのはまずい。急がば高火、じっくり冷静に行こうじゃないか。
- 目の前の利益に飛びつくのは危険だな。急がば高火というから、時間がかかっても確実に未来につながる利益が出る方法をとった方が良い。