「追う手を防げば搦め手が回る」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
追う手を防げば搦め手が回る
【読み方】
おうてをふせげばからめてがまわる
【意味】
災難を一つのがれても、次々災難が起きること。
「追う手」は、城の正面。敵の正面を攻める主力部隊。「大手」とも書く。「搦め手」は、城の裏門。敵の背後を攻める軍勢。
そうか、それはつまり、「一つの困りごとを解決したら、また新しい困りごとが起こる」ってことやな。
正面からの攻撃を防いだら、今度は後ろから攻撃が来るってわけや。なかなか気が抜けへんねんな。これは、問題に対して常に気を付けておかないといけないってことを教えてくれるんやな。
【語源・由来】
表門を防いでも裏門から攻めてくる意から。
【類義語】
・一難去ってまた一難
・前門に虎を拒ぎ、後門に狼を進む
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「追う手を防げば搦め手が回る」の解説
カンタン!解説
「追う手を防げば搦め手が回る」っていうことわざは、一つの問題を解決したと思ったら、すぐにまた新しい問題が起きてしまう、という状況を描いているんだよ。
たとえば、お家でパソコンが突然壊れてしまって、それを修理したと思ったら、次は自転車のタイヤがパンクしてしまった、みたいな感じだね。一つの問題が解決したと思ったら、また新たな問題が起こってしまうという意味だよ。
「追う手」は追ってくる問題や困難のことを、「搦め手」は新たに巻き起こる問題や困難のことを表しているんだ。だから、「追う手を防げば搦め手が回る」っていうことわざは、問題や困難は一つずつ解決していかなければならない、という教えを伝えているんだよね。
「追う手を防げば搦め手が回る」の使い方
追う手を防げば搦め手が回るだね。なかなかほっとできない。
一難去ってまた一難ね。
平穏な日々は遠いなあ。
これを乗り越えた先には大きな達成感があると思うわ。
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「追う手を防げば搦め手が回る」の例文
- 厄払いが必要なのか、追う手を防げば搦め手が回るという日々だ。
- 急激な円安を乗り越えたと思ったら光熱費の高騰で、追う手を防げば搦め手が回るだ。
- 追う手を防げば搦め手が回るで対応に追われてんてこ舞いだ。
- 経営者になると追う手を防げば搦め手が回るで大変だ。社員の頃の方が楽だった。
- 問題を解決しても新たな問題が生じ、追う手を防げば搦め手が回るなのでもう無理。もうお手上げ。もう逃げだしたい。
前からの問題を防いだら、今度は後ろから問題が起こってくる、という具体的な状況を示しているんだよ。