「伯父が甥の草を刈る」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
伯父が甥の草を刈る
「甥の草を伯父が刈る」ともいう。
【読み方】
おじがおいのくさをかる
【意味】
不自然なことや物事の順番が逆であること。
「伯父が甥の草を刈る」ということわざは、物事の順序が逆転してしまって、本来ならば目下の立場である甥が、目上の伯父に仕事をさせてしまうという、不自然な状況を表しているんだよ。
ああ、そういうことか。つまり、「目上の人が目下の人のために働く」って、ちょっとおかしいやろ?っていう例え話やな。
普通は逆やもんな、甥が伯父さんのために何かするべきやのに。順序が逆やと変な感じになるってことを教えてくれてるんやな。
【語源・由来】
目上の伯父が目下の甥のために草を刈る意から。
【類義語】
・甥の草を舅が刈る
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「伯父が甥の草を刈る」の解説
カンタン!解説
「伯父が甥の草を刈る」っていうことわざは、ふつうは考えられないような逆さまの状況や、物事の順序がバックワードになっていることを示しているんだよ。
たとえば、普通は若い子どもたちが大人のために何かをするのが普通だよね。でも、「伯父が甥の草を刈る」は、その逆で、大人の伯父が、自分より年下の甥のために草を刈るっていう状況を描いているんだ。
これは、通常ならば年上の人が年下の人のために働くというのはちょっと考えられないよね、だから、このことわざは、普通とは逆の順序で物事が進んでいる状況を表しているんだよ。つまり、物事がうまく進まないときや、普通ではない状況を説明するときに使うことが多いんだね。
「伯父が甥の草を刈る」の使い方
何で健太くんのために先生が履物をそろえているの?伯父が甥の草を刈るようなものだわ。
先生の弱みを握ったんだ。
いつか復讐されるわよ。
復讐されないよううまく弱みを使わせていただくよ。
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「伯父が甥の草を刈る」の例文
- ともこちゃんは、妹の自分が先に嫁に行くのは伯父が甥の草を刈るのと同じだと思っている。
- 社長が誰よりも早く出勤して会社の掃除をするのは、伯父が甥の草を刈るようなものだ。
- 家長である父さんから食事を摂るべきなのに、よりにもよって末っ子の健太くんから食べるとは伯父が甥の草を刈るだ。
- 伯父が甥の草を刈るとならないようビジネスマナーを守る。
- 上司がエレベーターの操作盤の前に立ちボタンを押すのは伯父が甥の草を刈るだ。