「科に盈ちて後進む」の意味(出典・語源由来)
【ことわざ】
科に盈ちて後進む
【読み方】
かにみちてのちすすむ
【意味】
学問は手を抜かず一歩一歩順を追って進むべきだということ。
「科」は、くぼみ。「盈つ」は、いっぱいになる。
「科に盈ちて後進む」ということわざは、水の流れのように学問や技術の習得には段階的に進むべきだと教えてくれるものだよ。
あらゆる分野で応用できる素敵な言葉やね。急いで先に進もうとせず、しっかり基礎を学ぶことの大切さを教えてくれるんやな。
最初の一歩がしっかりしてないと、後々困ることになるかもしれんから、焦らずにじっくり進んでいくことが重要やね。
【出典】
「孟子」
【語源・由来】
水が流れるとき、くぼんだ所があればそこを満たしてから先に流れることから。
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「科に盈ちて後進む」の解説
カンタン!解説
「科に盈ちて後進む」っていう言葉は、中国の古い本「孟子」から来ているんだ。ここで「科」はくぼんだところや溝のことを意味していて、「盈ちて」は満たされるという意味だよ。
この言葉を簡単に言うと、水が流れるときに、まずくぼんだところにたまってから次へ流れていくように、学問や勉強も一歩一歩、ちゃんと順番に進んでいくべきだと教えてくれるんだ。
例えば、数学で言うと、足し算と引き算ができないと、掛け算や割り算は難しいよね。だから、まず足し算と引き算をちゃんと学んでから、次のステップへ進むのがいいんだ。
このことわざは、急いで先に進むのではなく、基本をしっかりと学んでから、次のことに進むことの大切さを教えてくれているんだよ。何事も、基本からしっかりと学ぶことが成功への第一歩なんだね。
「科に盈ちて後進む」の使い方
学問に近道は無いのかな。
学問に王道なしだから無いわね。しかも科に盈ちて後進むというから、真面目に一歩一歩進むしかないわね。
学問は大変だな。
大変だと思ったら嫌いになるから、一歩一歩で良いんだ!って思えばいいのよ。
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「科に盈ちて後進む」の例文
- 科に盈ちて後進むというから飛び級はやめる。
- 分かっているからと飛ばしてはいけない。科に盈ちて後進むというから教科書の順に学ぶ。
- 科に盈ちて後進むの精神で気を緩めず常に真剣に日々学ぶ。
- 昔の人の言う通りに科に盈ちて後進めば、学は成就するだろう。
- 手を抜かず科に盈ちて後進むことが、合格への近道です。