「鴨を打って鴛鴦を驚かす」の意味(出典・語源由来)
【ことわざ】
鴨を打って鴛鴦を驚かす
【読み方】
かもをうってえんおうをおどろかす
【意味】
一人を罰することで、他の罪のない人々をおびえさせること。
「鴛鴦」は、おしどり。
ええ、それは「一人の失敗や罰を見て、みんながびびる」ってことやな。
例えば、先生がクラスの一人の子を叱ると、他の子も怖くてピリピリするっていうのと似てるわな。一つの出来事で、みんなの雰囲気が変わる感じやな。やっぱり、自分の行動は自分だけじゃなく、周りにも影響するんやな。
【出典】
「梅堯臣」の詩「鴨を打つ莫れ」
【語源・由来】
鴨を打ったために同じ池のおしどりを驚かす意から。
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「鴨を打って鴛鴦を驚かす」の解説
カンタン!解説
「鴨を打って鴛鴦を驚かす」っていうことわざはね、簡単に言うと、一人の人を怒ることで、周りの他の人たちも怖がらせる、っていう意味なんだよ。
例えばね、クラスで一人の子がルールを破ったとして、先生がその子を怒ったとするね。その時、他のクラスの子たちも、自分も怒られるんじゃないかって不安になったり、気をつけようって思うようになるよね。これがまさに「鴨を打って鴛鴦を驚かす」の状況だよ。
「鴛鴦」は、おしどりのこと。おしどりは夫婦のように仲が良いことで知られているよね。このことわざの由来は、「梅堯臣(ばいきょうしん)」という人の詩「鴨を打つ莫れ」からきていて、鴨を打ってしまうと、同じ池にいるおしどりもびっくりして驚いてしまう、っていう意味が込められているんだよ。
要するに、一つの行動や判断が、それに関係ない他の人たちにも影響を及ぼすことを示しているんだね。
「鴨を打って鴛鴦を驚かす」の使い方
鴨を打って鴛鴦を驚かすなんて独裁者がしそうなことね。
逆らうとこうなるぞっていう見せしめなんだろうね。
独裁政権を倒してくれるヒーローがあらわれないかな。
今のところみんなびくついているから無理そうだね。
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「鴨を打って鴛鴦を驚かす」の例文
- 鴨を打って鴛鴦を驚かすようなことにはしたくないので、秘密裏に処罰する。
- 健太くんが懲戒免職になり、そんなことで懲戒免職になるのかと鴨を打って鴛鴦を驚かす。
- 服装違反でその生徒が罰せられ、鴨を打って鴛鴦を驚かし生徒たちは風紀委員に対しておびえた。
- 鴨を打って鴛鴦を驚かすことで治安を維持する。
- グレーゾーンはあり得ない罰せられるんだということを知らしめるために彼一人を罰し、鴨を打って鴛鴦を驚かす。
つまり、一つの行動で多くの人たちに影響が出ることを表しているわけだ。