「疵に玉」の意味(対義語)
【ことわざ】
疵に玉
【読み方】
きずにたま
【意味】
欠点が多い中、美点が少しだけあること。
ほー、それはつまり、どんだけ悪いところが目立っても、ちょっとした良いところがあるんやな。
全部ダメやと思ってたのに、ひとつだけええところがあるみたいな感じやな。まあ、完璧な人やものはないってことやろな。
【対義語】
・玉に瑕
【スポンサーリンク】
「疵に玉」の解説
カンタン!解説
「疵に玉」っていうことわざはね、大体がダメで欠点ばかりの中で、ちょっとだけ良いところや美点があることを指すんだよ。
考え方としては、ほとんどが欠点の中に、ほんの少しだけ「おっ、これはいいぞ!」ってなるような部分がある、ってこと。
「玉に瑕」っていうのは、とても良いものの中にちょっとした欠点があるって意味だけど、この「疵に玉」は、その逆を言ってるんだ。つまり、だいたいダメなんだけど、ちょっとだけ良い部分があるよ、ってことを伝えてるんだよね。
「疵に玉」の使い方
彼は乱暴者だし長所が何も無いわね。
疵に玉で、動物に優しいんだよ。
あの人が?信じられない。
人間が嫌いなだけで動物は好きなんだ。
【スポンサーリンク】
「疵に玉」の例文
- だれにでも疵に玉のように、良い所はあるものだ。
- 悪逆非道な人間でも疵に玉で美点と呼べるところはある。
- 彼は大悪党だが、子供に優しい所が疵に玉だ。
- 疵に玉というから、良い所を見つけ矯正が不可能そうな犯罪者にも更生の機会を与えたい。
- 健太くんのあれもこれも嫌いだ。生理的に嫌いなタイプだが、きっと疵に玉で美点があるのだろう。
つまり、欠点がたくさんある中で、ちょっとだけの良いところや美点が見られる、という意味を表しているんだ。