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【驥尾に付す】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語・英語訳)

驥尾に付す

「驥尾に付す」の意味(語源由来・出典・類義語・英語訳)

意味
【ことわざ】

驥尾に付す

【読み方】

きびにふす

【意味】

後進者がすぐれた先達につき従って、事を成しとげたり功を立てたりすること。

ことわざ博士
「驥尾に付す」ということわざは、優れた人の後ろについていくと、その人から学べるものが多く、自らも大きく成長することができるという意味だよ。

この言葉は、尊敬する先達の後ろに従い、その指導のもとで努力するという姿勢を示すものなんだ。

助手ねこ
あ、わかるわかる。これは「すごい人の背中を追っていけば、自分も何かしら良い方向に進めるんや」ということやな。

大先輩や名人の後ろをついていって、その経験や知識を吸収するんや。その時の謙虚な気持ちとか、感謝の心とかを込めた表現やな。

【語源・由来】

蝿が駿馬の尾について千里も遠い地に行くという意から。

【出典】

史記』「伯夷伝・注」

【類義語】
・蒼蠅驥尾に付して千里を致す

【英語訳】
・follow suit
・follow somebody’s lead

このことわざは、主に自分が人と行動を共にするとき、謙遜の気持ちを込めて使うことが多いです。
また「驥尾に付く」とも表す事もあります。
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「驥尾に付す」の解説

カンタン!解説
解説

「驥尾に付す」という言葉は、優れた人の後についていけば、自分も大きなことを成し遂げることができる、という意味を持つ古い言い回しです。

話の元になっているのは「史記」の中の「伯夷伝」から来ていてね、その話では、普通の小さな青蠅がすごく速く走る名馬の尾につかまって、1日で千里もの遠くに行ってしまったというものがあるんだよ。青蠅自体はそんなに早く飛ぶわけじゃないけど、すごい名馬について行ったおかげで、遠くまで行けたというわけ。

この言葉は、自分ひとりだと難しいことでも、すごい人や先輩に習って行動することで、大きなことを達成できる、ということを教えてくれるんだ。例えば、学校や仕事で何か新しいことに挑戦するとき、経験豊富な先輩のアドバイスを受け入れたり、その方法を見習って行動することで、成功に近づくことができる、っていう考え方を示しているんだよ。

でも、この言葉を使う時はちょっと謙虚な気持ちで、自分はまだ未熟だけど、優れた人の後について学んでいきたい、という意味合いで使われることが多いんだ。

「驥尾に付す」の使い方

健太
来週はマラソン大会が開催される予定だね。
ともこ
隣のクラスの◯◯君は、今回も1位なのかしら。君はついて行くつもりだといっていたわね。
健太
そうなんだよ。彼は足が速いからね、どんなに辛くても驥尾に付すつもりだよ。
ともこ
応援しているわ。私はマラソンが苦手だからマイペースでいくね。
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「驥尾に付す」の例文

  1. 彼の様な素晴らしいお方はそうそういないよ。驥尾に付すつもりでお供したいと思っているよ。
  2. 素晴らしいリーダーの驥尾に付したおかげで、我々も素晴らしい成績を残す事が出来たよ。
  3. 驥尾に付すに足る才能があると、周囲の人に認められたいと日々努力している。
  4. 今回の受賞は自分一人の力だけでなく、尊敬する恩師の驥尾に付したことによる賜物だと思っております。
  5. あの有名な先生の驥尾に付したおかげで、今の自分の地位を確立できたと思っているので、本当に感謝しております。

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