「君に事えて数すれば斯に辱めらる」の意味(出典)
【ことわざ】
君に事えて数すれば斯に辱めらる
【読み方】
きみにつかえてしばしばすればここににはずかしめらる
【意味】
主に仕え、あまりしつこくするとうるさがられて辱めを受けるということ。
「数する」は、しつこくする。過失をたびたびいさめる意とする説もある。
つまり、過度な熱意は逆効果となることもあるんだね。
主君や上司に対しても、節度を守ることが大切だということだね。
【出典】
「論語」
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「君に事えて数すれば斯に辱めらる」の解説
カンタン!解説
「君に事えて数すれば斯に辱めらる」という言葉は、主君に仕えるときに、あまりにもしつこく行動すると、それが迷惑となって、主君から不快に思われるか、いやがられる可能性がある、という意味だよ。
ここでの「数する」は、しつこくする、あるいは何度も何度も繰り返し同じことをするという意味があるんだ。また、別の解釈として、主君の過ちや間違いを何度も指摘し、諫言するという意味とする説もあるんだよ。
簡単に言うと、主君の前で行動する時には、あまりにもしつこくならないように注意が必要だっていうこと。適切な距離感や態度で接することが大切だね。
「君に事えて数すれば斯に辱めらる」の使い方
校長先生のインスタにDMを送っているんだけど、返事が返ってこなくなってしまったよ。
送り過ぎなんじゃないの?
確かにたくさん送ったなあ。
君に事えて数すれば斯に辱めらるわよ。DMは、本当に大事な用事がある時の最終手段にしなさいよ。
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「君に事えて数すれば斯に辱めらる」の例文
- 君に事えて数すれば斯に辱めらるというから、しつこくつきまとわない方がいい。
- 上司とは適度に距離を置かないと、君に事えて数すれば斯に辱めらるとなる。
- 甘えん坊の犬だってしつこくされると怒る。ましてや上司だったら、君に事えて数すれば斯に辱めらることになってもおかしくない。
- 上司でも友達でも、君に事えて数すれば斯に辱めらるからしつこいのは良くない。
- しつこい奴は嫌われるよ。君に事えて数すれば斯に辱めらるというが、それは好きな子に対しても同じだ。
適度な距離感や節度が必要ということを示唆しているんだ。