「東西南北の人」の意味(出典)
【ことわざ】
東西南北の人
【読み方】
とうざいなんぼくのひと
【意味】
住所が定まらずさすらい歩く人。東西南北、各地から集まってきた人。また、国のために東奔西走する人。
なんか、自由やけど、ふらふらしすぎると大変そうやな。こういうのって、どっかに根を下ろすのも大事やなって思うわ。
【出典】
「礼記」
「東西南北の人」の解説
「東西南北の人」っていう言葉は、古代中国の文献「礼記」の中の「檀弓」っていう部分に出てくる言葉だよ。この言葉の意味は、住む場所が定まってなくて、いろんな所をさまよって歩き回る人のことを指すんだ。
つまり、定住する場所がなく、あっちこっちを移動して生活してるような人のことを言いたい時に使う言葉なんだ。
今でいうと、ノマドワーカーみたいな感じかな。ただ、古代の文脈での「東西南北の人」は、社会的な地位や安定を求めてさまざまな場所を巡るという背景も含まれているから、その点も考慮して使うといいよ。
「東西南北の人」の使い方
「東西南北の人」の例文
- 彼は普段は東西南北の人で風来坊だったが、ともこちゃんという帰る場所があるからこそできるんだ。
- 瘋癲で東西南北の人である彼には、GPSがついたスマホを持たせておこう。
- 彼女に会いたい?でも、東西南北の人だからすぐには、連絡がつかないでしょう。
- この国には別班という、国のために働く東西南北の人がいるそうだ。
- 生粋の東京の人は少なく、東西南北の人ばかりだ。