「金持ち喧嘩せず」の意味(語源由来・類義語・英語)
【ことわざ】
金持ち喧嘩せず
【読み方】
かねもちけんかせず
【意味】
金持ちは喧嘩をすれば損をすることを知っていて他人と争わない。
そうやな。けんかしても得るものは少なく、損するリスクが高いから、賢く争いを避けるんや。
特に、もう既に良い立場や地位にいる人は、それを失いたくないからな。余計なトラブルは避けたいと思うもんや。
【語源・由来】
揉め事を避けるのが金持ちの保身術。有利な立場にある者が、その立場を失わないために、人と争うことを避ける意もある。
一説では、金持ちが喧嘩をしない理由として「裁判を経たりなどとお金で解決をするので、喧嘩に発展しない」「お金を持っている心の余裕があるため、喧嘩に発展しない」「多くのお金を持っているので、そのお金にたかられる事への危機管理意識が高いため、喧嘩をしない」「喧嘩をする暇がない程、お金を稼ぐのに忙しい」などがあげられています。
【類義語】
・金持ち舟に乗らず
・金持ち身が大事
・重宝を抱く者は夜行せず
・千金の子は市に死せず
【英語】
Agree, for the law is costly.(折り合え、訴訟は金がかかる)
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「金持ち喧嘩せず」の解説
カンタン!解説
「金持ち喧嘩せず」っていう言葉は、お金持ちの人たちや、有利な立場にある人たちは、ケンカや争いを避けることが多いという意味だよ。
例えば、ビジネスで成功している人や会社のトップにいる人が、小さな問題で他の人と争ったりすると、自分の立場や評判を落とすリスクがあるから、なるべく平和的に解決しようとするんだ。また、お金持ちの人たちも、ケンカやトラブルを起こすと、お金や時間を失うことがあるから、うまく避けることが多いんだよ。
この言葉は、お金や地位だけでなく、自分の大切なものを守るためには、争いやトラブルを避けることが大切だと教えてくれるんだ。ケンカをしない、平和に物事を進めることが、結局は一番得策だってことなんだよ。
「金持ち喧嘩せず」の使い方
僕の親友の◯◯君は、凄く気が弱そうで頼り無さげだけど、実は大人なやつなんだ。
そうなの?君とは随分仲がいい人よね。よく一緒に遊んでいるよね。
ああ。どんなに僕と揉めて文句を言われても、絶対に喧嘩を買わないし、相手にしないんだよ。
そういえば彼の実家はお医者さんだったわね。金持ち喧嘩せず、といった精神が引き継がれているのかもしれないね。
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「金持ち喧嘩せず」の例文
- 金持ち喧嘩せずなんだから、無駄な喧嘩や争いはやめて、もっと利益のある話し合いにしましょうよ。
- 金持ち喧嘩せずとはいえ、さすがに弁護士の彼でも、彼女の言葉には言い返すつもりのようだ。
- やつに比べて彼女の方が物腰が柔らかく話しやすい。金持ち喧嘩せずで、やはり気持ちの余裕に差があるみたいだ。
争って無駄にリスクを取るより、自分の地位や利益を守る行動を選ぶんだね。