【ことわざ】
重き馬荷に上荷打つ
【読み方】
おもきうまににうわにうつ
【意味】
大きな負担に、さらに負担が重なるというたとえ。
【語源・由来】
「万葉集(まんようしゅう)」山神憶良
「痛き瘡には 辛塩を 灌ぐちふ如く ますますも 重き馬荷に 表荷打つと いふことの如」とあることに基づく。
【類義語】
・弱り目に祟り目(よわりめにたたりめ)
・落ち目に祟り目(おちめにたたりめ)
・泣きっ面に蜂(なきっつらにはち)
・踏んだり蹴ったり(ふんだりけったり)
・痛い上の針(いたいうえのはり)
・痛む上に塩を塗る(いたむうえにしおをぬる)
・こけた上を踏まれる(こけたうえをふまれる)
【英語訳】
Misfortunes seldom come singly.
It is a good ill that comes alone.
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「重き馬荷に上荷打つ」の使い方

ともこちゃんは、宿題はもう終わった?

とても量が多かったから、いつもより時間がかかったけど終わったわ。

量が多いから少しずつ進めていたのに、また今日宿題が出てしまったんだ。

重き馬荷に上荷打つとなってしまったのね。
「重き馬荷に上荷打つ」の例文
- 車の修理代の支払いが、やっと終わるところだったのに、今度は別のところが故障するなんて、重き馬荷に上荷打つことになってしまった。
- 父の収入が減ったが、兄の進学が決まり、家計が重き馬荷に上荷打つことにならないか心配だ。
- 2つの仕事を掛け持ちしているが、もうひとつ仕事が増えることになってしまった。重き馬荷に上荷打つということか。
まとめ
大きな負担を抱えているだけでも、とても大変なことではないでしょうか。
しかし、重き馬荷に上荷打つというように、さらに負担が重なってしまうこともあるかもしれません。
仲間や家族と力を合わせたり、解決のための方法を見つけたりして、乗り越えることができると良いですね。